ウクライナでのロシアの1日の戦費は3兆円!?
週刊現代の4月16日号に面白い記事が載っていました。
「ロシアのウクライナでの1日の戦費は3兆円、ロシアの年間の国家予算は35兆円」
というタイトルで、英国の調査機関CIVITTAが算出したという資料が載っていました。
エーッ、何それ?
背景にはクリミア半島をそれこそ数日で共和国として独立させ、翌日にはロシアに併合させたという経験があったことで、ウクライナも簡単にロシアに併合させることができるだろうというヨミがあったのでしょうか。
企業にあっては、成功神話が次の時代に通用しなくなり、没落していったということはよくある話です。
あまり強くは言われていませんが、
日本も日露戦争では高橋是清氏、小村寿太郎氏らが戦費調達に奔走し、イギリスのサー・ユーウェン・キャメロン氏らの努力でなんとか終戦まで持って行けたそうです。
そうしたことが出来たのも背景に日英同盟があったからだというのです。
日露戦争に要した戦費は20億円(今のお金で2.6兆円。当時の日本の財政1905年度の政府歳入:約4億円を考慮すれば非常に重い負担で、歳入の5倍の負担となっている)というのです。
そんな裏の話は日本国民は知りませんから、勝った勝ったといい、ぶんどった南樺太の返却等に文句を言って騒いだものと思われます。
成功神話がその後の日本の第2次世界大戦の敗戦にまでつながっていることが推察されます。
ロシアは2022年2月24日に開始したウクライナへの軍事侵攻してから既に50日近く経っていますから、既に150兆円もかかっている計算になり、年間予算の50倍にもなっているということになります。
話半分としても、戦争にはとんでもないお金がかかるのに、
テレビでもお金の話には具体的には全く触れられていません。
その詳細はよくわかりませんが、
実はロシアはこれ以上戦う金はないだろうということが伺えます。
現代にあって戦争はインターネットやドローンに変わっているようですが、
いずれにしろ実はお金の話が最も重要なことだろうと思います。
プーチン大統領は愛人のいるスイスに亡命する時も近いのかもしれません。
???
元安川