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自動車

2022年12月18日 (日)

バスの展示イベント

 

孫たちに付き合って、西武園遊園地の駐車場で開かれた西武バスの「90周年 大感謝祭」と銘打ったイベントを見に行きました。

 

参加していたのは西武バスはもちろんのこと、

伊豆箱根バス、小田急バス株式会社、関東バス株式会社、国際興業株式会社、東武バス株式会社・・・の9社です。

展示されていたバスは通常の街を走っているバスが殆どですが、

ハイブリッドバス、水素バス、1966年製のバス・・・計16台です。

バスタクシーと称した小さなバスも展示されていました。

このイベントはコロナ禍もあったことで、5年ぶりだそうですが、

客は子供より、大人の方がはるかに多いのには驚きました。

アニメのキャラクターの描かれたラッピングバスの前にはカメラを構えたマニアックな男性たちがずらりと並んでいたのにもまたびっくりしました。

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最近はテレビでもバスに乗っての旅番組を多く見かけますが、

バスそのものへの興味を持つ人が、こんなにも多くいるとは知りませんでした。

 

武蔵野美術大学と提携してのバスの利用促進策についての研究もすすめていると宣伝していました。

 

トミカのミニバスを販売するテントの前にもかなり並んでいました。

 

バスの中古部品の販売もされていたようですが、即売り切れだったようです。

 

孫たちはバスの名称を当てるクイズに申し込み、

ミニバスやシャツをもらって喜んでいました。

 

来場客数は何人かはわかりませんが、

バスをテーマにして、こんなにも集客力のあるイベントができるとは、

驚き、感心しました。

 

今では、同じルートを走るという特性を利用してか、バスの無人運転の研究もかなり進んでいるようです。

実証運転の研究はレベル2にまで進んでいるとのことです。

 

そうした無人運転バスの実験も展示されるのしょう。

楽しみです。

 

元安川

 

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2021年12月 9日 (木)

ガソリンスタンドが消え、ディーラーが消える?

 

あのテスラの車の引き渡しが始まったそうです。

国内初の有明の納車専用拠点では、お客とスタッフとのやりとりは数分で終わり、

客はスマホを片手に車内のタッチスクリーンを操作して、出発して行くそうです。

もちろん注文、支払い手続きはスマホで済んでいるわけです。

追加料金を払って家まで運んでもらうこともできるそうです。

 

ショールームはあるのだそうですが、試乗だけということです。

テスラはディラーをほとんど必要としないビジネスモデルを作り出したのです。

 

テスラは、ディーラー網の維持にかかる費用をユーザーに還元する等とのことで、

「モデル3」の標準タイプは511万円から429万円に値下げし、

国や自治体からの補助金を入れれば、300万円台で購入できるようになったとのことです。

 

車がハイブリッドになった頃、

ガソリンスタンドは急激に減りましたが、

今度は営業所・ディラーは消えるだろうというわけです。

 

経済産業省の資料では、日本の

ディーラー数は約 18,000ヶ所

中古車専門店は約 50,000ヶ所

整備事業者は約 80,000.ヶ所

もあるそうです。

本格的なEV時代になった時、ここで働いている何十万人?という人たちはどうするんでしょうか?

 

EVとなれば、あの超高度なガソリンエンジンも不要になるでしょうから、

車検も早く廃めて欲しいですね。

私がアメリカに住んでいた頃は車検制度はなかったように思います。

改めて調べてみれば、

今カルフォルニア州では、排気ガスに含まれている有毒ガスが規定値以内になっているかどうかを判断するだけのようです。

1回の費用としては6070ドルほどだそうです。

 

豊田章男社長がEV化に消極的なのも分かる気がします。

 

もう3040年ほど前になりますが、修理工場をやっていた友人は、

「最近の車は壊れなくなった。

壊れても部品はほとんどパッケージになっているので、修理するのではなく、ケースごと変えればいいようになっている。商売にならなくなった。」

といって廃業してしまいました。

 

ガソリンスタンドが消え、今また車のディーラーが消え、車検制度も消えるのでしょうか?

 

別の友人はテスラを予約してあったのですが、

歳をとって、あんなでかい車は要らないと、日本製のEVに替えたのだそうです。

 

いずれにしろ、日本の産業構造はドラスティックに変わろうとしているようです。

 

元安川

 

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2021年10月28日 (木)

テスラの時価総額が1兆ドル(113兆円)を超えた

 

1026日の日経新聞夕刊に

「テスラの時価総額が1兆ドル(113兆円)を超えた」と載っていました。

トヨタは、この1年くらいの間に30%増だというのですが、

年間1000万台も売っていて、30%増というのですから、それはそれで凄いことだと思うのですが、

テスラはこの1年足らずの間に13.4倍にも時価総額を上ったというのですから呆れます。

小さな企業ならわからないわけでありませんが、100兆円を超えるような企業でのことですから、とんでもない凄いことです。

アメリカのレンタカー会社ハーツ・グローバル・ホールディングスからテスラのモデル310万台の発注があったことも大きいようです。

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というようなことを、こうしたことに詳しい友人に話したら、下記のようなメールをいただきました。

 

 

 

「テスラに限りません。中国のスタートアップや韓国の自動車メーカーも、凄い勢いで進化し、販売も伸ばしています。

ノルウェーでは新車販売の90%近くがEVになっているにも関わらず、日本は1%に届かず、最近発売された国産EVは米国、ドイツ、中国、韓国と比べて性能は劣り価格だけが高いというものばかりです。

要するに日本の自動車メーカーは未だにEVは売りたくないと行動で示しています。世界で初めて量産EVとして発売した国産EV10年分の販売台数の10倍の台数を、中国のスタートアップは数ヶ月で売っています。

そういうスタートアップが中国には何社もあります。トヨタが発表した電動化戦略は、既に海外メーカーが達成しているレベルが数年後の目標です。

トヨタは雇用を守るために電動化にブレーキをかける一方、ドイツではフォルクスワーゲンが雇用を守るために電動化を進めています。

家電、パソコン、ソーラーパネル、蓄電池、ガラケー、半導体、次に来る国産絶滅危惧種は自動車となることが確定的になったように思います。

ちなみに既に日本で走っている電動バスの殆どは中国のBYD製であり、佐川急便が発注した7000台の配送用EVも中国製、追従する宅配業者も更に大きな台数のEVを中国で生産予定です。

CO2対策というより、単に経済的理由でEVを選択する時代が始まっています。」

 

私は昨年運転免許証を返納しましたが、

日本はそうしたシニアばかりの国になるのでしょうか?

 

となると、次はブータンのようにGNHを目指す国になればいいのでしょうかね。

 

元安川

 

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2020年11月14日 (土)

運転免許証を返納しました。

 

運転免許証を返納しました。

 

免許証の返納手続きは呆気ないほど簡単でした。

警察に行って、返納の書類に書き込み、代わり証明書になる運転経歴証明書用の写真を撮って、1100円払えば終わりです。

運転「経歴」証明書は形も書かれている内容も、見かけ、体裁は運転免許証と全く同じです。

これからはもう免許証の更新は不要というわけです。

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返納してのメリットは市内のコミュニティバスの無料回数券50回分、タクシー、レストラン・・・の10%引き等です。

 

この運転免許証には色々思い出がありました。

 

最近、急に目は悪くなるし、耳は聞こえなくなるしで、

妻、子供たちからは「免許証はもう返納したほうがいいわよ」と度々言われたこともあって、ここ数年は全く運転はしていませんでした。

健康には散歩するのがいいともいわれ、片道30分くらいは歩くようにしていたのですが、

運転しなくともさして不便を感じることもなく、頭の痛いのも治ったり、気分的にもスッキリしたりすることがありました。

 

運転免許証をとってからもう50年近くになります。

人身事故はゼロですが、それ以外の事故はほぼ全て経験しました。

酔っ払い運転、居眠り運転、逆走、ブレーキとアクセルの踏み間違い、駐車違反、スピード違反・・・・・

それもアメリカ、カナダ、イタリア・・・と、外国でもやっています。

ヒヤッとすることはありましたが、よく人身事故にならずに済んだと思います。

 

完全自動運転の車が早く実現して欲しいとも思いますが、

最近は本当にその方がいいのかなと疑問にすら感じています。

ここ数年の車を運転しない生活をしてきましたが、車に乗らなくともなんとか生活できますし、却って運転しない方が旅行だって何だってイライラせずに、ビクビクせずに楽しむことができそうにも感じます。

 

運転免許証の返納も断捨離の1つでしょうか。

 

元安川

 

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2020年11月10日 (火)

空飛ぶ車・プライベートAir Car

 

「空飛ぶ車」については今まで度々話題になってきました。

先日「スロバキアのKlein Visioが、試作機の初飛行に成功した」ということが報じられていました。

思ったより簡単な原理のようですが、それでも空飛ぶ車を現実化したのですから、大したもんだと感心しました。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2011/05/news130.html

 

翼は車の両サイドに収納されていて、それを広げれば、翼になるというわけです。

推進力は車体の後に取り付けたプロペラを回転して得るというのです。

何とも素朴なアイデアです。

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「離陸に必要な距離は300メートルで、速度は時速200キロ。

車両の重さは1100キロで、積載可能な重量は200キロまでとなっています。

主動力として、BMWの1.6リッターエンジンを搭載しており、航続距離は1000キロほどと明かされています」

「クルマから飛行機への変形は3分もかからずに完了します」

とのことです。

 

因みに

東京大阪間の距離は556.4kmで、東名・名神を使うと6時間50分。

新幹線で2時間半。

直線距離では410kmとのことです。

東京大阪間といっても、どこを起点終点にするとかで微妙に違ってくるのでしょうが、

この空飛ぶ車の時速は200km意外と遅く感じますが、

空を直線的に飛べば2.5時間で着くわけですから、空から行くのは思った以上に効率的だとも言えそうです。

 

必要な滑走路は300mというのですから、埋立地とかゴルフ場の一部を滑走路にすることもできそうです。

東京は調布飛行場、大阪は八尾飛行場とかを使うことはできますし、

広島なら西飛行場は最適の飛行場になりそうです。

 

ちょっと広い敷地があれば、個人でも企業でも持つことは可能でしょう。

 

この空とぶ飛行機は意外と早く実用化しそうです。

三菱のスペースジェットより実現は早いかもしれません。

 

アメリカではセスナの飛行免許取得費用は車の免許証取得くらいだと聞いたことがあります。

 

プライベートAir Car時代となりそうです。

 

元安川

 

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2020年11月 6日 (金)

「広島熊野道路が12月6日から無料化される」と友人が教えてくれました。

大分前のブログで、この道路は無料化すべきだと書いたことがあります。

迂回路を通って広島市内まで走ったことがありますが、急な坂道が多いだけでなく、急カーブが多くかなり危険でもあります。

もちろん距離も長くなりますから、時間もかかります。

その対策としてできたトンネルは、それらの問題を全て解決していますから便利この上なしです。

完全な生活道路が有料だと言うのですから、おかしなことでした。

 

記事では、

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=654200&comment_sub_id=0&category_id=112

「広島市安芸区矢野町と広島県熊野町を結ぶ有料の広島熊野道路(全長2・4キロ)が、12月6日に無料化される。30年間の料金徴収期間を予定通り終え、建設のための借入金は料金収入などで返済できる見通しになった

片側1車線の熊野道路は、県道矢野安浦線の渋滞緩和を目的に1990年12月に開通し、事業費は81億円。県道路公社が整備し、管理している。現在の料金は普通車200円、軽乗用車150円など」

「県は、無料化後の交通量が2・8倍の約2万5千台になるとみて渋滞緩和策を講じる」

とのことです。

無料化後の交通量が2.8倍にもなるので、渋滞緩和策を講じると言うのも妙な話です。

ETCカードも使えなかった不便な有料道路の人件費、維持管理費は一体どのくらいかかていたのでしょうか。

国の道路特定財源は相当な額になりますから、そうしたことを考慮すれは、当初から無料化すべきだったと思います。

 

まあ無料化ができただけでも「良し」としましょうか。

 

元安川

 

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熊野道路・西の先。オンランプ供用開始。。1年以上前です。想像すら、していないため、驚きました。関係者は、いろいろと、考えているものですね。まだまだ、オンランプのことを、知らない人・多数と、思います。

東広島・呉道路。無料。この話を、信じています。有料道路予定を、ある議員さんが、無料化へと。生活道路なので、無料化を、強く、お願いした、と、聞きます。当時の大臣が、あの石原慎太郎さんです。石原さんだと、そういう話を、聞く人と、思っています。運輸省は、OK。予算関連は、この議員さんの、・・実力?・・民主党政権時、道路建設工事・ストップ。優先順位?東広島・呉道路は、工事続行。。呉の休山トンネル.もう1本。便利に、なりました。????つまるところは、予算が、付くか、どうかだと、思います。。この議員さんは、公利のために、動きます。個人の頼みは、受けませんが、公的利益のことは、動く議員さんです。。でも、自分が、動いたとは、無言。.ヒロシマの被服支廠。国史跡になれば、予算が、出る・・。そういう考えが、あるのですね。先の政権は、加藤さん担当。いま、官房長官ですが、わしゃ、知らん、と、いう加藤さんでは、ないと、思います。文化財保護法に、基づく、国史跡に指定と、なるように。。有力議員さん複数が、活動?クレアライン。。複線化・決定。予算も付く。後は、工事だけ?残念ながら、有料道路です。

匿名希望様

広島呉道路も無料化して欲しいですね。

2020年2月 4日 (火)

シトロエンのクラシックカー !?

 

街を歩いていたら、格好いい車を見つけました。

日本車にはないその手造り感がなんともいえずいいのです。

ボンネットの塗りが剥げているのもまたいい感じです。

所有者が出てきて、乗ったら、なんとドアのガラスを手で上に上げて開くのには驚きました。

 

後ろに回って見れば、CITROËNと書かれています。

フランスの車です。

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ネットでみると、車は

「1948年10月、シトロエン2CVはフランス最大のモーターショーであるパリサロンにて発表された。

フランス国内の工場では1988年まで、ポルトガル工場では1990年までの40年以上にわたり生産された」

とのことです。

とすると、このタイプの車はつい昨日まで生産されていたわけです。

エーッ。

てっきりクラシックカーだと思っていましたが、

そうでもないようです。

 

その開発コンセプトは、

「こうもり傘に4つの車輪を付けた感じの簡素なクルマであること。 

しかし人間4名と50㎏のジャガイモまたは樽を載せて走れること」

と、もともと農家用に開発された車ということだったらしいのですが、

なんともいえない人間臭さがそこにはあります。

 

働くために造られた車が、

遊びの車になったようです。

 

ドイツのフォルクスワーゲンは1938年、ポルシェは1948年に作られたということですが、

近代技術を象徴するような流線形の車と同時代に造られたとはとても思えません。

 

田舎道をバタバタをエンジン音を響かせ走るシトロエン、

アウトバーンを200km以上のスピードで走るポルシェ、

なんとも不思議な対比です。

 

このシトロエン2CVに、最新のAVを載せたらどんなことになるんだろうと

思ってしましたが、

そんな車ができたら買いたくなりますね。

 

元安川

 

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「citroen 2cv ev conversion 」で検索すると、古いものでは10年くらい前から、シトロエン2CVも電気自動車に改造して乗っている人がいて、その改造方法も公開されていますし「クラッシックコンバートEV」も拡がってきているようです。

 

工場長さま

citroen 2cv ev conversion というように、自分でEVに改修できるというのが、またいいですね。
ポルシェをEVに改修するとは、ちょっと思いませんものね。

2020年1月25日 (土)

街を楽しむ・IKEBUS

 

池袋の駅前から、オモチャみたいな可愛らしい小さな、赤いバスが出ています。

座席は片側7席、合わせて14席しかないないのに、車輪が片側に6個もついています。

車輪が全部で12個なんて必要なはずがありませんが、それも面白いです。

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池袋駅を出て、hereza池袋、サンシャインシティ、豊島区役所を回るのですが、

バスのスピードは歩くよりもちょっと早いくらいです。

グルっと回るだけで40分くらいかかりました。

なんとバスにはエアコンもついていません。

 

通勤、通学のためのバスのように、目的地をもって運行されるバスではなく、

なんとなく街を楽しむために走っているバスというわけです。

豊島区はポップカルチャーの街、劇場都市となる事を目指しているようですが、

それらを巡るだけでも面白ろそうです。

どれも池袋駅から歩いて10分くらいのところにあります。

池袋は昭和の時代の猥雑な部分も残されていますし、街の拡がりもあります。

池袋は楽しく、面白い街です。

 

バスは電気バス、デザインをしたのはJR九州の「ななつ星」等をデザインした佐久間さんだそうです。

運営主体は豊島区とのことです。

 

先日はテレビのクイズ番組で、JR東日本の乗車人数のベスト3はどこかということを取り上げていましたが、

1位は新宿駅、2位はなんと池袋駅、3位は東京駅だそうです。

 

最近の豊島区は頑張ってますね。

 

元安川

 

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今日からワシントンDCではUberの自動運転タクシーが走りはじめているはずですが、このバスもすぐに自動運転=無人化できそうですね。

アメリカではタクシーが自動運転で走るのですか。

そうなれば、次は路線バスの自動運転化ですね。
今まで想像も出来なかったことが、どんどん実現するというわけですね。

2019年12月23日 (月)

EV化は避けようのない未来

この記事は、先日の記事へのコメント「EVは普及しないと断言」というコメントに答える記事です。

蒸気機関車が電車になったように、自動車もいずれは全てEVになると確信したのが10年前、このブログで間違いだらけのEV-1間違いだらけのEV-2を書いてからでも5年近く経ちますが、未だにEVに対する認識は低く、誤解や意図的な間違いの流布は止まりません。

まず先日のコメントの殆どは間違いですし、多くのガソリンで走る自動車しか経験のない人が考えがちであるように、ガソリン車では不可能な多くのことは頭の隅にもないようで、これはガラケーしか使ったことがない人が、通話ということだけでスマホを評価していることと同じですが、その「通話」=「移動する」という基本機能だけについても大きく間違っていることを指摘しておきます。

1.EVの航続距離は短くありません。
かつては一回の充電で100キロしか走らないEVもありますが、それは極めて特殊なEVといえます。昨年、アメリカでコンパクトEVの比較がありましたが、日本車では航続距離の長いリーフでさえあまりに短いので比較対象外となり、アメリカ、韓国、中国の車種での比較でした。日本で最も早くに発売されたEVであるiMiEVは海外にはない軽自動車というカテゴリーですが、その中でも航続距離100kmは最も短い車種です。私は100円で買ったスマホも持っていますが、そのようなスマホを見て、スマホ全体を評していることと同じです。(もちろん用途次第で100kmでも全く問題ありませんし、100円スマホも重宝しています)

2.EVの電池はエンジンより長持ちします。
これも初代のリーフのバッテリー管理があまりに杜撰だったことから出ている「都市伝説」だと思いますが、テスラのバッテリーが80%に劣化するのは170万km、タクシー会社でテスラ(EV)を採用しているところは100万kmで計算しています。いずれにしてもエンジンの耐用年数を遥かに越えています。先の最も小さく一回の充電で100kmしか走らないEVでも、7年乗って、劣化は2-3%しかありません。モーターはもちろん、バッテリーの寿命もエンジンより遥かに長いもので、初代リーフのように数年で交換の必要のあるバッテリーは不良品と言えるでしょう。

3.充電にかかる時間はありません。
これもEVの経験がないと勘違いしていることですが、EVはわざわざ充電するものではなく、駐車のついでに充電します。何かの都合で駐車するついでに充電するので、そのために使う時間は1分以下です。広島市内ですら、充電設備はガソリンスタンド以上にありますが、充電設備はガソリンスタンドと違い、自宅を含め、駐車場にあるもので、わざわざ給油のために時間や手間を使うガソリンと違い、駐車のついでに充電するEVでは、燃料補給に使う時間は極めて短くなり、いずれスマホのように無線充電になれば、充電時間はゼロと考えられるようになります。さらに、ガソリンスタンドは減少の一途ですが、充電設備は増加の一途です。

4.EVは夏でも冬でも快適に、上り坂でも楽で快適です。
EVなら乗る時間を設定していおけば、その時刻に最適の温度になるようにできますし、炎天下駐車しておくのに1時間や2時間はエアコンをつけっぱなしでも大した電力消費にはなりませんから、ガソリン車のように暑い思いや寒い思いをすることはありません。EVは家まるごとの電力を何日分も持っているのです。これほどの大容量のバッテリーを持っているということで、災害時にも走る電源として活躍しており、いずれはエネルギーインフラの一部になることが期待されているわけです。

5.EVは安い乗り物です。 
自動車換算の燃費はiMiEVの場合、10kWhで100km走ります。
つまり深夜電力なら1円/1km、昼間の電力でも2円/1km、ガソリンとは2桁違います。
また、エンジンもミッションもありませんから、壊れるところもなく、点火プラグ、オイル、フィルター、ベルトなどもなく、回生によりブレーキの使用も激減するため、交換部品は殆どなくなります。
だから、タクシー会社がテスラのような高級車を導入しても十分に採算が合うというわけです。

何より、走行性能がまるで違います。
新幹線と蒸気機関車の違いです。

ガソリンのように高価な燃料を、エンジンというエネルギー効率の極めて悪いものを使って駆動するような自動車は、モーターで駆動するEVと比べて何のメリットもありません。

しかも、こうしたことは、単に「通話品質」についての比較に過ぎません。スマホにはガラケーではできない多くの機能があるように、EVにはガソリン車では到底できないことが多くあります。残念ながら国産EVでは、それらを感じることはできませんが、いずれは、誰でも実感できるようになることです。

全固体電池ができれば多くの電池を使う機器は、より便利になることでしょう。しかし今でもリチウムバッテリーで、利用状況によっては1日もたないようなスマホが普及しているように、今のEVもガソリン車とは比較にならない価値があるものです。

自動車を基幹産業としている日本の大手メーカーが無視し続けている現実は、間違いなくやってくる未来です。

サイバートラックの発表で株価が下落した瞬間だけ報じられたテスラですが、実際の株価は上がる一方です。

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マスメディアの記者はニュースを追いかけているのはいいのですが、
自分では何も考えていない、
政府発表、大企業発表を鵜呑みにして記事を書いているのは困ったもんですね。

政府、そして大企業はそれだけで、時代錯誤に陥っていると自覚すべきですね。

2019年12月21日 (土)

日本だけが逆走する!

日本はCOP25初日の3日に続き、2度目の不名誉となる化石賞を受賞しましたが、今の日本は停滞どころか逆走していることは、EV(電気自動車)の販売実績を見てもよく分かることです。

Ev

世界のEV販売が二桁%増加という中、日本だけが二桁のマイナスです。

EVは単純に環境に良い自動車ではありません。
エンジンでは望むことのできない加速性能などの動力性能で、人間にはもちろん、自動運転には最適の動力源で、より快適なドライブが楽しめるだけでなく、巨大蓄電池を持つことによる様々な可能性は、自動車という移動手段にとどまらず、エネルギー政策を根底から変えるほどの可能性を持っています。

ほんの始まりに過ぎないテスラについても、モータージャーナリストの動画もご覧ください。
内容は、これまで私が書いてきたことですが、日本のメーカーは未だに考えも及んでないことです。
https://www.youtube.com/watch?v=FGmWTH4DHRc

単純に走行という面だけでも、モーターというエンジンでは考えられない大きなトルクとレスポンスを制御する技術、ここで言われている今まででは出し得ない急激な加速度で濡れた路面でも滑らない、というような技術を、日本の自動車メーカーは持ってはいません

EVはドアを開けるのに鍵など不要ですし、スタートするにもスイッチなど不要です。そういう不要なものが未だに日本の自動車には付いています。かと思えば、24時間数台のカメラで監視し、そのデータを常にクラウドに保存し、盗難やイタズラを防いだり、戸外でれ屋内であれ数時間エアコンをつけておくことも大容量バッテリーを持つEVなら簡単ですが、国産EVはそんなことすらできません。

こうしたことは枚挙に暇がないのですが、まだまだ知られていないところです。

それどころか、日本の多くの「専門家」は、ホンダも日産もテスラの足元にも及んでいない自動運転を、日本も決して遅れていないと解説し、当面は競合しないGoogleについては触れても、今現在、急速に拡がっている目前の脅威であるテスラには一言も触れていません。だから逆走している日本に住んでいても、それを感じないゆでガエルになっているのでしょう。

夢の「自動運転」 日本って進んでるの?遅れてるの? これは間違いだらけの動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=o-fSRIYxFLQ

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EVは普及しないと断言。
1.一回の充電で100kmくらいしか走らない。
2.電池交換の費用と頻度は5年ごとに50万円以上。
3.充電には数時間もかかる。
4.エアコン、高速、上り坂では航続距離が極端に短くなり、夏や冬は使い物にならない。
5.補助金がなければ買えないほどの高い価格。
結局EVは、全個体電池が実用化され、電池容量も飛躍的に伸びれば冬以外は使えるかな?という程度の代物に過ぎない。
日本で普及しないのは、早くからEVに取り組んだので限界が分かってしまったというだけのこと。


サカガミさん
EVの極一部の機能である従来通りの自動車としての性能だけに対する否定的ご意見ですが、それはガラケーしか使ったことのない人が、通話機能だけを比べて批判していること同じです。ただ、その点だけに関しても事実を大きく歪曲した理解をされていますので、これらの間違いについての解説は明日の記事で行いたいと思います。

より以前の記事一覧

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