数ヶ月が数分に変わる時代─AIが塗り替えた音楽と仕事の常識
私はAI(大規模言語モデル)を3年前から使い始めました。最初はChatGPTから始まり、その後、Gemini、NotebookLM、Claude、Grok、DeepSeek、Manusなどを日常的に使っています。その中で何より強く感じるのは、進化の速度です。
一度「これが限界だろう」と感じても、わずか数週間後にはその限界が軽々と更新され、まったく別のステージに到達している。この繰り返しです。かつてはコンピュータの性能も指数関数的に伸びていましたが、今のAIほど進化する技術は、ないと思います。
私はこれまで、アパレル業界、IT業界、そして音楽業界と、いくつかの分野に関わってきましたが、最も長く関わったのが音楽で、20年携わっていました。ただし、そこから10年以上離れています。
そんな中、最近ではGoogleのGeminiでも音楽作成が可能になり、試しに触ってみて、30秒という制約はあるもののわずか2日で100曲を制作することができました。
ここで特に衝撃だったのがボーカルです。現役時代には扱っていた初音ミクなどのボーカロイドと比較すると、もはや合成音声とは思えないほどの進化を遂げています。表現力、自然さ、完成度のどれを取っても、まったく別次元です。
30年前から商業音楽の制作にはコンピュータが使われてきました。ただ、それでもプロデューサー、ディレクター、作詞家、作曲家、編曲家、演奏者、歌手、ミキサーといった多くの専門家が関わり、1ヶ月から3ヶ月かけて完成させていました。それが今では一人で数時間、CMやゲーム音楽など簡単なものであれば数分で作ることすら可能です。
これは単なる効率化ではありません。「2倍、3倍」といったレベルではなく、数十倍、場合によっては数百倍の生産性向上が現実に起きています。
そして重要なのは、この変化が音楽だけに留まらないという点です。
コンピュータを使って行うあらゆる仕事において、同様の変化が起きています。つまり、これは特定の業界の話ではなく、仕事のあり方そのものが変わっているということで、いずれフィジカルAI=人型ロボットが一般的になれば、それは全ての業種に及ぶということです。
以下は、最初に作った曲で、住んでいる元宇品をテーマにしてみました。まだ不慣れで、ミキシングもマスタリングもしていない段階のもので、音は荒いですが、参考までお聴きください。画像は全てAIが生成したものです。
松田泰夫 with AI
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