エマニエル・トッド著の「西洋の敗北と日本の選択」
エマニエル・トッド著の「西洋の敗北と日本の選択」を読みました。
メチャ面白い本です。
トッド氏はユダヤ系フランス人だそうですが、ソ連の崩壊を予言したことで一躍有名になったそうです。
文藝春秋やあちこちで講演したことを載せていますが、「なぜロシアはウクライナに侵攻したかということと、イスラエルはパレスチナを攻撃しているが、それは何故か」ということをテーマにしています。
日本のメデイアは全てアメリカの立場から見て論じているようですが、ロシアの立場に立ってみると世界は全く違って見えるようです。
「アメリカはロシアを経済封鎖すれば、ロシアは破綻すると思っていたが、ロシアに行ってみると、普段の生活とほとんど変わっていない、アメリカは世界はドル経済で成り立っていると思っているが、そんなことはない」というのです。
「タリフ政策もアメリカが衰退すことにしかならない。
アメリカの政策はいつも行き当たりばったりだ」というのです
「ロシアはNATOの侵略を恐れて、国の政策を考え、準備してきているが、アメリカを含む西欧は全くそうした政策、準備がされてこなかった。
武器も全てアメリカ頼りだ」というのです。
じゃー日本はどうしたらいいのかについては「核武装をして、世界の動きをじっと見ていればいい」というのです。
日本の政治家の井戸端会議もまんざらではないようです。
でもじっとしているには「それなりの備えが必要だ。それが核武装だ」ということのようです。
日本が核武装するなんて、とても無理な話です。
「次の時代は、グローバル経済の時代になるのでなく、アメリカ、西欧が敗北することで、世界は多様な多くの国々のネットワークによって構成されるようになる」と予想しているようです。
トランプ大統領のように何をしでかすか予想もつかないことをすることの方が、プーチン大統領、習近平より面白いし、世界の平和にはいいことかもしれません。
元安川
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