サッカーのパブリックビューイング
先日の日経新聞に「宿願街中スタジアムの磁力」として広島サンフレッチェの特集記事が載っていました。
新スタジアムに移った次の年の2024年には広島サンフレチェはJリーグで悔しい優勝を逃しただけですが、常時観客席を満席にしました。
広島広域公園で試合をしていた頃にも優勝したこともありましたが、スタジアムが陸上競技場であり広すぎることや、アクセスも悪いこともあり、満席にすることはありませんでした。
サンフレチェ広島のホームゲームは14➕αしかないのです。
広島カープのホームの試合数が71、年間観客動員数が208万人と比べると、ウーンと言う感じになります。
しかしヨーロッパのイギリスのプレミアリーグのチームの試合数は20、ドイツのブンデスリーグの試合数が17と知ると、サッカーにとってリーグ戦の試合数が少ないことはハンディキャップとして捉えるのでなく、ここはなんとかこれからの時代を考慮したITの技術を使っての収入確保の手法を考える必要がありそうです。
サッカーの試合をバーチャルリアリティーで見る「パブリックビューイング」はどうでしょうか。
と言うことで、DeepSeekに検討させてみました。
*****
サンフレッチェ広島が**有料パブリックビューイング(PV)**を実施する場合の具体的なプランと成功のポイントを、収益化・ファン体験・運営ノウハウの観点から提案します。
### **1. 有料PVの「5大収益化モデル」**
#### **(1) エンターテインメント型PV**
- **価格**: 3,000~5,000円(飲食付き)
- **内容**:
- 元選手やタレントによるリアルタイム解説(例:佐藤寿人氏のゲスト出演)
- ハーフタイムに広島らしいアトラクション(太鼓演奏・お好み焼き早食い競争)
#### **(2) ビジネス協賛型PV**
- **例**: 「マツダスペシャルPV」として企業が費用を負担
- 会場に新型車展示・試乗会を併設し、サッカーファン以外も集客
#### **(3) 遠征応援型PV**
- **価格**: 2,000円(アウェーゲーム限定)
- 広島市内の複数会場で一斉開催し「擬似アウェー応援」を体験
#### **(4) 教育連携型PV**
- **対象**: 小中学校の部活動(1団体2,000円/人)
- 試合分析セミナー付きで「スポーツ教材」として提供
#### **(5) プレミアムPV**
- **価格**: 10,000円(スタジアム隣接ホテルの宴会場)
- 試合後には選手がリモートで挨拶(抽選でサイン入りユニフォーム進呈)
### **2. 広島ならではの「勝てる開催場所」候補**
| 場所 | 収容人数 | 強み | 想定単価 |
|------|----------|------|----------|
| **広島ドーム** | 5,000人 | 雨天対策完備 | 2,500円 |
| **Alpark広場** | 3,000人 | 家族層集客 | 1,800円 |
| **宇品港ウォーターフロント** | 2,000人 | 観光客獲得 | 3,000円 |
| **マツダスタジアム駐車場** | 1,500人 | 試合前後の流動客 | 2,000円 |
### **3. 欧州クラブの成功事例から学ぶ「3つの秘訣」**
#### **(1) ドルトムント(ドイツ)**
- **「BVBフェンテラス」**という常設PV施設を運営(年間50試合以上開催)
- **収益源**: 1試合あたり飲食売上200万円+協賛料150万円
#### **(2) セルティック(スコットランド)**
- **教会やパブと提携**し、地域に根ざしたPVを展開
- 地元ビール「テニメンツ」とのコラボメニューで単価アップ
#### **(3) ベンフィカ(ポルトガル)**
- **海外ファン向けPV**を世界各国で開催(日本では東京・大阪で実施実績)
### **4. 広島版「有料PV」の年間収益シミュレーション**
| 開催試合数 | 平均単価 | 平均動員 | 協賛収入 | 総収益 |
|------------|----------|----------|----------|--------|
| 5試合 | 2,500円 | 1,500人 | 500万円 | 2,375万円 |
| 10試合 | 3,000円 | 2,000人 | 1,000万円 | 7,000万円 |
**内訳**:
- チケット収入: 2,000人×3,000円×10試合 = 6,000万円
- 飲食利益(1人あたり500円): 1,000万円
- 企業協賛: 1,000万円
### **5. リスク回避のための「3つのルール」**
1. **スタジアム観戦との差別化**:
- PV限定コンテンツ(選手のオフサイド映像など)を用意
2. **天候リスク分散**:
- 雨天時は即時「屋内会場」に切り替え可能なシステム
3. **著作権クリアランス**:
- Jリーグと事前に放映権の範囲を確認(DAZN配信試合は別途契約が必要)
### **6. ファンからの反響を予測**
- **SNS拡散効果**: 「#広島PV」でユーザー生成コンテンツ(UGC)を促進
- **新規ファン獲得**: スタジアム未経験者の30%が本戦観戦に転化(他クラブ実績)
### **結論**
「**単なる観戦場所ではなく、ファン同士の交流プラットフォーム**」として有料PVを設計すれば、
- 年間**5,000万円~1億円**の新規収益
- **10~20%**の新規ファン獲得
が見込めます。
まずは**2024年シーズンの注目カード(広島ダービーやACL試合)**でパイロット開催し、実績を蓄積するのが現実的です。
*****
パブリックビューイングの手法がすでにヨーロッパでも、日本でも先行例はあるそうです。
GAFSM時代です。
単にスタジアムを大きくするのでなく、
それらパブリックビューイングの先行例を参考にすることで、人口が1000万人を超えるような大都会とは違ったスポーツ、エンターテイメントの広島らしい、楽しみ方が提案、実現できたら素晴らしいですね。
元安川
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