シンポジューム「地域連携による自転車の利用促進の促進と期待」
早稲田大学人間総合研究センター主催のシンポジューム「地域連携による自転車の利用促進の促進と期待」に参加してきました。
早稲田大学人間科学部そのものが何を教えているのか、研究しているかのよくわからないなんとも不思議な学部です。
そして大学が地域の人々と連携してシンポジュームをすることも、あまり聞いたことがありませんでした。
最近は幼児の送迎等で、電動自転車が急激に増えています。
また狭山丘陵、多摩湖を抱える所沢市の自然環境が素晴らしいとサイクリング自転車も急速に増えています。
主催者の佐藤教授の意図は、まちつくりを考える上で、自転車の果たす役割は近年大変大きくなっているということでそのあり方を考えましょうということのようです。
こうした状況を踏まえて、大阪公民大学吉田准教授のヨーロッパ、ミューヨークの自転車を考慮しての新しいまちづくりの例の紹介から講演は始まりました。
吉田准教授は、ヨーロッパでは4車線以上あった道路を1車線ほどにし、自転車のためのスペース、歩く人のためのスペース、木々と水の緑の戻りのスペースが計画され、現実に作られているとのです。
「日本では未だ歩道・車道・自転車道がはっきり分離されず、自転車が歩道と車道の「余った部分」を走らざるを得ない状況にあるのが現状です」というのです。
東南アジアの朝の景色ととして紹介される、自転車が通勤用としてして街は自転車で溢れる状況はよく紹介されてきましたが、自転車が交通手段である時代は過ぎ、街の美しさを楽しむツール、健康、スポーツのためにサイクリングするとよいうように変わってきているというのです。
そして担当の加藤教授は「自転車のデザイン、フッションも、そしてまちづくり計画」も大きく変わるざるを得ないだろうと言いたいようです。
ステージに展示されていた赤いサイクリング車は40万円以上するそうです。
加藤教授は自転車のための専用の道路を作るに所沢、多摩の狭山丘陵地帯は素晴らしい環境だといっていました。
そうした人たちのため専用のサイクリング道路が造れば、自転車の保守管理をするための施設、サイクリストのための休憩施設、飲食のためのスペース等が必要になってくるだろうとのことです。
地域の自転車屋さん、カフェ、レストランのオーナーの人たちが加藤教授の活動と一緒になって彼ら自身のビジネスチャンスとして育てていきたいとの報告がありました。
そして市議会議員の中氏は事故防止のための法律の整備も必要になるだろうというのです。
シンポジュームの最後に、人間科学総合総合研究所という組織の現状、これから目指すことについて説明がありました。
人間科学部は教授1人1人の研究内容についてはわかりますが、人間科学部全体として何を学生たちに伝授しようとしているのかかが今ひとつよくわかりません。
こうして改めて研究活動のシンポジュームを聞くと、
大学が何かの知識を伝授する場から、新しく、何か新しい問題を造り出し、新しい知識を創り出す場に変わりつつあるように感じます。
時代は大きく変わってきているようです。
元安川
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