ビルの街と人の街
友人が、今月の都市計画学会の雑誌に、
「エリアマネジメントの適用を受け、東急グループが中心となって様々の
規制緩和を受けて、渋谷駅周辺の開発を進めた」との論文が載っていると
教えてくれました。
渋谷は素晴らしい街になったと誇らしげに書かれていました。
超高層ビルが林立し、秩父から池袋、新宿、渋谷を通り、横浜中華街とが
乗換えせずに繋がったことは大変便利にはなりましたし、それはそれなりに
美しくもなりました。
しかし私から見れば、鉄とガラスの冷たい超高層の街ができたとしか思えません。
人は皆建物の中入ってしまい、
人がいない、人が見えない街となっているのです。
それで魅力的な街ができたと言えるのでしょうか。
それに比べれば、多分「広電が広島駅に乗り入れた街の方が、人の雑踏があり、
はるかに魅力的で、楽しい街となるだろう」と思います。
土木、建築、都市計画の技術屋さんが造る街は、渋谷の街のように、こうして
人がいない冷たい街になってしまうようです。
東京という巨大な都市、メガロポリスも、人間のいない街になりつつあり、
消えつつある街だといえるかも知れません。
元安川
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