工場を描いた村山春奈氏の日本画
日経新聞 5月25日の「現代日本画 進化の軌跡」に、
村山春奈氏の日本画「コンクリート城 ランドマップ」が第9回東山魁夷日経日本画大賞
を受賞したとのことが紹介されていました。
日本画で工場を作品の対象にして描いているとはビックリです。
日本画といえば、上村松園の美人画とかがすぐ思い浮かびますし、
東山魁夷の緑の林などをボーッと描いた絵が私は大好きですが、
なんとこれはあの近代文明の象徴とも言えるコンクリートの製造工場を描いているのです。
最近は化学のパイピラインの走りまわるコンビナートを見学するツアーもあるそうですし、
かなりマニアックにのめり込んでいる人もいるそうです。
一昔前までは、パイプラインはノーハウの塊だとして外部の人は一切立ち入り禁止でし、
そこに美があるとは工場の人たちは全く思っていませんでした。
昼間のパイプラインも美しいですし、
ライトが点滅する夜のパイプラインはまた幻想的で美しいのですが、
そんなことを工場の人たちに言っても全く通じませんでした。
今ではそのパイプラインが美しいという人たちが現れただけでなく、
敵対していた企業が合併するというのですから、
驚くほどの変化です。
元安川
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