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2024年3月24日 (日)

「ルリュールおじさん」 いせひでこ作

 

パリの街に住む男の子が

「こわれた本をどこにもっていけばいいの?」ときくと、

「そんなに大事なら、ルリュールのところにもっていけばいい」とおしえられました。

「本のおいしゃさんみたいな人ことだよ」

とおしえられ、街をあちこち歩いて、ようやく見つけました。

・・・・・

 

とのお話が、いせひでこさんの絵本です。

Img_9810

 

本を作る仕事は印刷する仕事と、製本する仕事に分かれていたそうです。

ルリュールというのは製本する仕事のことで、いまだにヨーロッパでは残っているらしいのです。

製本には羊皮紙とかが使われることもあり、大変貴重なことでもあり、

もうそれだけで、アートな仕事ともいえるようです。

そうした習慣の面影は日本では今も残っていて、ペイパーブックと硬い表紙の本との価格の違いになっているようです。

 

私の息子は家ではパソコンを何台も並べて作業していますが、

身の回りには本も書類もほとんどありません。

 

私が本を買うと、妻に「もう置くところがありませんよ」と怒られる有様です。

 

その昔私のいた大学の研究室には、

改めて製本し直された本が残っていて、教授はそうした本のページを捲るときには、

それこそ白い手袋をして、ページを痛めないように大切にめくっていました。

 

この「いせひでこさんの絵本」はそんな懐かしい時代を思い出させてくれました。

 

元安川

 

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