立原道造の夢想した「ヒヤシンスハウス」
先日何気なくテレビをみていたら、小さな木造の建物が紹介されていました。
そういえば、この小さな木造の建物は、浦和の友人の家を訪ねる途中、別所沼公園の沼の脇に建っていました。
番組「審美の巨人」では、
女優の内田友紀さんが案内するのは、24歳(1914~1939年)で夭折した、昭和初期に活躍した詩人で、建築家の立原道造が、
別所沼公園の脇に建てたいと夢描いていたという5坪の小さな木造小屋でした。
この建物は「ヒヤシンスハウス」と呼び、たくさんのスケッチが残されているそうです。
椅子、テーブル、家の前に立てる三角の旗まで描き込まれています。
軽井沢で知り合った恋人を偲んでいるかのようです。
当時「鎌倉文士に浦和画家」とも言われたそうですが、
有名な画家がたくさんこのあたりに住んでいたそうです。
立原道造は東大建築科卒で、丹下健三の1年上になるそうですが、
在学中には3年間、同学科の辰野賞を連続受賞し、
詩作では卒業した翌年1938年に、中原中也賞を受賞したそうです。
そうした立原道造を偲び、
浦和市が大宮市の合併し、政令指定都市になり、別所沼公園が市の管轄になったとき、
地元の立原道造を偲ぶ「ヒヤシンスの会」の人たちが中心になり、2003年に別所沼を望むこの場所に「ヒヤシンスハウス」を
建てたのだそうです。
羽田の飛行機事故、能登の地震、イスラエル、ウクライナの戦争、キックバックの政治がらみの事件と、嫌なことばかりが続く時代にあって、
洒落た話ですね。
ヒヤシンスの花言葉は「悲しみを越えた愛」だそうです。
元安川
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