上野の国際子ども図書館
「国際子ども図書館」は上野駅からでなく、鶯谷駅からの方が近いとのことで、寛永寺の傍を通って行きました。
国立図書館は明治5年に計画され、紆余曲折を経て、明治39年に竣工したとのことですが、
昭和4年にルネッサンス洋式の建物が増築され、
その建物が、平成12年に児童専門の図書館として整備されたそうです。
入場は無料ですが、
貸し出しはしていないそうです。
平成27年にはそれまでの古いレンガの建物に、安藤忠雄氏の設計でリノベーションされ、
アーチ棟が増築され、それまでの倍くらいの広さになったようです。
アーチ棟には研究室や会議室が設けられ、玄関棟、レストラン棟も増築されたそうです。
レンガ棟とアーチ棟は、古典建築の手作り感と近代建築の鉄、ガラスの新しさが違和感なく融合し、使いやすく、美しい施設になっています。
レンガ棟とアーチ棟にか囲まれた中庭はなんとも気持ちよさそうです。
階段の既存の手すりの内側には、ガラスの手すりが増設されています。
古い天井の漆喰の装飾も綺麗に再現されていましたが、
友人に聞けば、もうそうしたことができる職人はいないのだそうです。
なんとも贅沢な施設です。
入り口を入ってすぐの「子どもの部屋」は
直径5mくらいの丸い長テーブルが置かれ、テーブルの両側に置かれた丸い長椅子で読書ができるようになっています。
長テーブルを囲んだ後ろに、直径10mくらいの長さの、丸い書棚になっています。
2階の児童書ギャラリーには明治以降に発行された絵本が並べられています。
「こどものともシリーズ」や、
妻が子供たちに買ったという「ぐりとくら」、
ちょうしんた、いわさきちひろの絵本もありました。
こうした施設を見ると、「贅沢は文化だ」と感じます。
元安川
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