EVのバッテリーの発火事故?
中国のEV・BYDを購入した友人から、興味深いメールをいただきました。
彼の友人がBYDを購入しようとした際に、BYDの中国製バッテリーの発火事故を心配して、相談があったそうです。
そのとき彼はその友人に次のようなメールを送ったそうです。
「私は10年以上国産EVに乗っていますが、国産EVの発火事故ゼロというのは嘘です。充電中の発火事故があり、当時は報道されています。
ただ、米国の公的機関の調査でも自動車の発火事故はガソリン車に比べ、EVの方が少ないというデータがあります。
そして、それは平均ですが、BYDはその中でも最も事故の少ないメーカーという分類でした。BYDは唯一釘を刺して発火しないバッテリーを作っています。
アメリカでも欧州でも公的な衝突安全性能試験ではEVが上位を占めています。ガソリン車が燃えても動画にはならず、それがEVなら動画になり、自動運転でもそういう傾向があります。
BYDのバッテリーについては、そもそものメカニズムと、これまでの販売実績と報道から考えても、最も安全な部類ですし、少なくとも危険物で
あるガソリンを積んで走っている自動車より遥かに安全です。
既に欧州では日本の数十倍のEVが販売されており、ノルウェーの電動化率は90%を超えています。それらを支えているのはスマホ同様、米国のテスラと中国製、韓国製EVです。発火事故に関しては、原理的にも制御に限界のあるスマホの方が遥かに多いはずです。
ちなみに、リーフは発火事故がないことを自慢にしていますが、その分、充電性能を制限している面もあり、いくら容量があっても長距離ドライブは充電性能でかなりの制約を受けて使い物になりません。
トヨタが「本気のEV」と称したbZ4Xも、一日に可能な急速充電を2回に制限していました。
(それでも今、我が家の国産EV=リーフを貸した3ヶ月前に免許をとったばかりの二十歳の青年は、近代5種の大会に出場するため、広島から千葉まで往復しています。)
ウクライナやパレスチナの紛争でもフェイク動画が出回っていますが、中国・韓国批判の動画にもそうしたものは多く、そうでなくても、LGや
Samsung、Hyundaiの事故報道も、警察発表は、これが従来の自動車であれば、もっと酷い死亡事故になっていた、というようなものが、韓国車はこんな酷い事故を起こす、という論調で報道されていたものが多くあります。
多くの国で極右政党が台頭していますが、ネットにはそれを支持するものが多く、職業YouTuberの多くも、そのことをよく承知しており、自分の考えがどうあれ、敵対する国の悪口を書き、自国が凄いと書くことで再生数を稼いでいます。
日本では、EVの利点を言うより、EVのデメリットを言い、やはりトヨタが凄い、トヨタが正しかった、中国は破綻寸前、ドイツ銀も明日には倒
産、という動画が再生数を稼ぎます。
そして日本発の夢のような技術が山のように紹介され、視聴回数を稼いでいます。
例えば燃料の要らない量子エンジン(燃料は不要ですが、それを動かすための電力が莫大必要)とか、今のところ核融合炉も同類です。」
とのことです。
バッテリーを積むEVの方が、ガソリンを積むエンジン車より発火する恐れが高いということのようですが、
そんなことはガソリンという爆発物を積んでいるエンジン車の方が危ないというのはあたり前にだと思いますが、
マジック&ウソ&錯覚しやすいようなフェイクニュースとも言える発言が膨大に発信されていることが背景にあるのでしょうね。
怖いですね。
元安川
思い込み、誤解、都合のいいように解釈・・・
日本が戦争に巻き込まれないことを祈るだけですね。
米国のデータは全ての火災事故の合算になります。
1日8台はないと思うが、BYDがリン酸鉄を使った発火しないブレードバッテリーは22年~記事を確認できたのが11件、台湾メディアは4ヶ月で13件と
衝突事故による火災発生のリスクは一瞬で燃えるガソリンと数秒で熱暴走に至るリチウムは同レベルだと予想してます。
2022年の統計では、中国国内での自動車火災事故件数は10万台あたりの車種別で、ガソリン車はBEV(電気自動車)の7-80倍で、ハイブリッド車はガソリン車の更に倍以上でした。つまり日本が最も得意とするハイブリッド車がガソリンもバッテリーも積んでいる分、最も危険と言えます。ただ、日本はもともと自動車の火災事故が桁違いに低い国であるということも付け加えておきます。
毎日のように多くの犯罪や事故が起きており、毎日のように数千人が亡くなっている社会ですから、何をどう取り上げるかで「あなたの感想」も大きく変わります。誰でも簡単に世界中の情報にアクセスできる時代に、マスコミ情報ばかりでなく、ネット情報からも間違った情報、偏った情報に惑わされる人がいる、逆に増えているように思えることを危惧します。