ペロブスカイト太陽電池の開発❗️
昨日のテレビで「ペロブスカイト太陽電池が開発されている」ということを報じていました。
何それ? ですが、
「レアメタルを使わずに済むとか、開発者が日本人の宮坂さんであるとか・・・・・」
次はこれかもしれないと大きな可能性と親しみを感じましたが、
調べて見ると
日本では国立研究開発法人の科学技術振興機構が研究を進めている段階のようです。
https://www.jst.go.jp/seika/bt107-108.html
中国はもう生産に入っているそうです。
100に1、当たればいいといった感じの中国らいしい進め方です。
問題は、高温になるとペロブスカイトの構造が不安定になってしまうとのことのようです。
とのことを、友人にメールしましたら、
次のような返信をいただきました。
*****
先日報道されたというニュースを見ましたが、報道のように楽観的な見通しを持っている専門家はいないと思います。
ペロブスカイト太陽電池はセキスイが2025年に開業する「うめきた(大阪)駅」に設置する計画で、
それは10年もつとは主張していますが、パナソニックなども「発電ガラス」ということでサンルームに使用するものを作ってはいますが、
1年で取り替えることを前提としたようなものです。
10年の耐久性があるようなものは、まだまだ特殊な条件を持った実験室内での話で、本当に10年もつのか、
これまでの各国での状況を考えると、かなり疑問です。
実用化までに、まだまだ時間のかかる技術より、今あるシリコン太陽光発電とバッテリーのように今ある技術で
電気代は10分の1にできることはテスラが実証済みです。
https://www.youtube.com/watch?v=ZeWAtzhOwUc
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ペロブスカイトという太陽電池の実用化はまだまだ先のようですが、
テスラが実証したという既存技術を使って、電気代を10分の1にするとか、
やれることはまだまだありそうです。
元安川
期待車体ですね。
先週BS11でやっていたのを見ましたが、ペロブスカイトは熱に弱い、湿度に弱い、耐久性がない、というデメリットには触れられていませんでした。この手の「凄い技術」はいくらでもありますが、実用にはほど遠いものが殆どです。それに自然エネルギーが増えれば増えるだけ重要なのは蓄電と制御技術で、どちらも日本人が発明したものと言われているものの、どちらも中国やアメリカに遠く引き離されて落ちこぼれている分野です。
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1つの技術開発のために、幾つもの会社が集まって進めるのは珍しいことですね。
期待車体ですね。
投稿: 烏合の衆 | 2023年9月17日 (日) 07時52分
ソーラー発電、リチウム電池なども日本発でしたし、液晶テレビや半導体でもかつては日本がトップで、EVも先頭を走っていた時期があります。いずれも海外に追い抜かれ、遥か後塵を拝し、挽回するために日本のトップ企業が集まって作った全日本チームとも言える試みは尽く失敗しています。これが日本の厳しい現実だと思います。
投稿: 工場長 | 2023年9月18日 (月) 10時00分
先週BS11でやっていたのを見ましたが、ペロブスカイトは熱に弱い、湿度に弱い、耐久性がない、というデメリットには触れられていませんでした。この手の「凄い技術」はいくらでもありますが、実用にはほど遠いものが殆どです。それに自然エネルギーが増えれば増えるだけ重要なのは蓄電と制御技術で、どちらも日本人が発明したものと言われているものの、どちらも中国やアメリカに遠く引き離されて落ちこぼれている分野です。
投稿: 教授 | 2023年9月18日 (月) 17時07分