住宅地の大きな調整池
住宅地の大きな調整池
大手の不動産会社の開発した1100戸ほどの住宅地には大きな調整池が設けられています。
ここに越してきた30年ほど前には、いつも底が見えるほどの水しか溜まっていませんでした。
「随分無駄な工事をするなー」と思っていました。
しかし最近は、線状降水帯とかによる大雨が頻繁に降るようになると、
こんな大きな貯水池を見るとホッとします。
ウクライナではダムが破壊され、洪水となり何万の住宅が水に使ったとか、
原子力発電所の冷却水が足りなくなりそうだとか聞くと、水の恐ろしさを改めて感じます。
調整池には、10年ほど前にフローティング方式の太陽光パネルが設置されました。
112世帯分くらいの電力を賄えるほどの発電量だそうです。
無いよりはマシというほどの量ですが、工事費はそれなりに賄えているそうです。
太陽光パネルが設置されて以降、カモ、サギ等の水鳥を見なくなりました。
太陽光パネルの設置の副作用でしょうか。
昨年には、貯水池の護岸の補強工事工事がされただけでなく、1mほどの高さのコンクリートの壁が嵩上げされ、
5.3mまでの水深計も設置されました。
かなり以前には、1日に降る降雨量が100mmを超えるのは100年に1度あるかないかなどと言われていたように記憶していますが、
今は1時間に降る降雨量が100mm以上なんてのはザラにあります。
防災に対する考え方も大幅に変える必要もあるようです。
そして同時に複合利用とかも考える必要があるようです。
最近は、東京都では大幅な容積率の緩和によって超高層ビルが凄まじい勢いでの増えています。
ニューヨークに負けない景観になってきましたが、
バベルの塔にならなければいいけど、と思ったりもしています。
元安川
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