台風2号&線状降水帯
6月3日、台風2号は太平洋東海上に、低気圧になって抜けました。
今回の台風は色々異常でした。
発生は5月28日、ガム島の近くで、台風2号、905hPaで発生したと発表されました。
今まで聞いたこともないような低い数値です。
アメリカではこんなに強い台風は「スーパータイフーン」と言われているとテレビでは解説していました。
フィリッピンあたりに向かっていまたが、沖縄あたりで大きく東に方向をかえ、関東地方を掠めるかもしれないという予報でした。
前線が広く日本を覆っており、線状降水帯も予想されるとのことです。
テレビは朝から晩まで、記録的大雨ですとか、警戒警報がどこそこで発せられましたとか、
報じて位ましたが、
沖縄を過ぎる頃から、台風絡みの放送がいつの間にか、ゲリラ的に大雨の降る「線状降水帯」の話になってきていました。
線状降水帯なんてのは最近明らかになった現象なのか、雨の降る位置、量の予測はまだ難しいようです。
テレビでは過去の台風被害がいかに恐ろしかったかが繰り返し放送していました。
あまり繰り返し放送されるので、どの画面が過去で、どの画面がこんなのかわからなくなりました。
テレビ局の機器の性能も、扱いやすさも、劇的に進化しているからでしょうか、
取材もそんなにすぐには行けないだろうと思われる地点からの放送もされました。
そのうち何故か放送内容も、頻繁に「注意してください」という表現になってきました。
こうなると技術が発達し、便利になるのも考えもんです。
結局台風2号は沖縄の東あたりまではそのスピードも時速15kmとかなりゆっくりでしたが、
大きく東に進路を変えてから、
6月2日頃には980hPaとかなり勢力も弱まり、速度を早め、
あちこちで線状降水帯による大雨が降り各地に洪水を起こしたようです。
全国的に降った雨の量とその範囲が広かったことで記録的な大雨となったようです。
JR東海は2日から3日にかけて東京、名古屋新大阪の各駅で足止めされた乗客のために車両を宿泊所として開放し、計5300人が利用したともいいます。
6月3日の昼頃には所沢では陽が差してきました。
そもそも雨の少ないキャンベラ育ちの息子の嫁さんは、台風なんて経験したこともないとのことですし、
線状降水帯なんて知りませんでした。
元安川
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