Sai Kasumi ごはん
所沢銀座と呼ばれた古い商店街に、ここ20年くらいの間に超高層マンションが20棟近く建てられました。
そんな開発に抵抗するかのように、
ごく普通の木造の民家が改修され、飲食店として開業しました。
リノベーションというほど大げさでなく、
古くなった部分を綺麗にしただけという感じです。
それが妙にスッキリしていて、清潔感があり、雰囲気が洒落ています。
私が子供の頃育った家の雰囲気を感じます。
玄関の扉を開けるとコンクリートの土間が奥のキッチンまで続いています。
レストランの厨房いうほど大げさではありません。
椅子、テーブルは4人席が3つくらい、2人掛けの長テーブルが2つ置かれています。
中古のテーブル、椅子を集めたという感じですからデザインはバラバラです。
大谷石の踏み台を上がると、8畳の部屋が2部屋あります。
部屋の真ん中にはそ座卓が一つポツンと置かれています。
面白いのは紙の張られていないスケスケの障子が2箇所もあるのです。
よく見れば雨戸も縦材を縦に並べただけの格子戸です。
こうしてしげしげとみると素朴な日本建築の良さを改めて感じます。
メニューは食べ物は1汁3菜のおにぎり定食、1種類のみです。
それにコーヒー アイスクリーム添え、自家製シロップジュース・・・
営業は水曜日~日曜日まで、月曜日と火曜日は定休、
営業時間は12時~6時です。
全くの素人が始めたという感じの、オーナーの思いを感じるこんなレストランの営業方法には驚きます。
お客もなんとなく次々ときます。
高齢化社会、空き家が800万戸を超えるほどのストックがある日本だからこそ成り立つレストランのようにも思います。
それがこれからの時代にふさわしい飲食スペースのあり方でもあるようにも思います。
元安川
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