今年は加藤友三郎没後100年
ロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮、中国・台湾関係等何かと世の中が物騒な雰囲気になってきていますが、
私の古い友人が
「日本が戦争に巻き込まれることを極力避けようとした広島県出身の偉人・加藤友三郎の没後100年になります」と教えてくれました。
加藤友三郎の銅像は中区の中央公園内にも、呉市の入船山記念館にも、建立されているそうですが、
加藤友三郎って?
名前は聞いたことがありますが、よくは知りませんでした。
ウキペディアで調べて見ると、
加藤友三郎は日露戦争の時には、連合艦隊の参謀長をしたりと、軍歴は目覚ましいものがあるようですし、
その後ワシントン条約では、英米日の「五五三艦隊案」を骨子とする軍備縮小を進めたとのことです。
そのことを海軍省宛伝言を口述し、堀悌吉中佐(当時)に次のように筆記させたということです。
「国防は軍人の専有物にあらず。戦争もまた軍人にてなし得べきものにあらず。……仮に軍備は米国に拮抗するの力ありと仮定するも、日露戦争のときのごとき少額の金では戦争はできず。しからばその金はどこよりこれを得べしやというに、米国以外に日本の外債に応じ得る国は見当たらず。しかしてその米国が敵であるとすれば、この途は塞がるるが故に……結論として日米戦争は不可能ということになる。国防は国力に相応ずる武力を備うると同時に、国力を涵養し、一方外交手段により戦争を避くることが、目下の時勢において国防の本義なりと信ず」
素晴らしい言葉です。
志があり、このように冷徹に世界を見通し、論理的に表現したことには、驚きます。
今回広島で開かれるG7サミットでは、広島から世界平和のためにどのような提案がされるのでしょうか?
元安川
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