3Dプリンターで作る家
先日テレビを付けっぱなしにしていましたら、
「ポツンと一軒家」というテレ朝の番組で藁葺きの古民家に住むカップルを取り上げていました。
そのカップルがポツンと一軒家に住んでいるから取り上げたというわけなく、
「ポツンと一軒家」の家に行く道をお聞きしたら、カップルの生活があまりにユニークなので再度訪ねたというのです。
夫の飯田国洋氏は世界を歩いた後、友人と2人で博多で「3Dプリンターで作る家」を開発したのだそうです。
「遊びの家」と称していますが、それがなんともユニークで、幻想的で、魅力的なのです。
3Dプリンターでコンクリートのパネルを作るのですが、
コンクリートのブロック塀のようにパネルに空洞はありますが、鉄筋はないのです。
パネルを球形にすることで最も力学的に安定している球形になるというのです。
家は10m2以下にすることで、建築基準法の適用は受けないというのです。
外形だけで、設備機器はついていませんが、価格は330万円とのことです。
コンクリートの3Dプリンターを現場に持っていって作るのでなく、
壁となるコンクリートのパネルを工場で作って、工事現場に運んで組み立てるようです。
まあちょっと大きめのコンクリートの倉庫と思えばいいようです。
しかしこんな大きなコンリートのパネルを抽出できるような3Dプリンターを見たのは初めてです。
その昔プラスチックが現れた頃、建物も造られましたが、
発泡スチロールの家とかのいくつかの実験的建物を除いて、いつの間にか消えてしまいました。
燃えるとか、構造的に弱いとかの問題があったのでしょう。
この3Dプリンターで作る家にあっては、
設計・開発のセレンディクスは「デジタル」に特化し、
コンクリートを抽出する大型の3Dプリンターはオランダのメーカーとの協業、
施工は住宅施工会社との協業で行うという「水平分業」をしているとのことです。
「遊びの家」は高島屋の福袋にもなったというのですから、面白いですね。
この家はそのユニークさ故に、確かに街の中に「ポツンと一軒家」です。
なんとか発展してほしいですね。
元安川
3Dプリンターで作る家とは、なかなか面白いですね。ユニークさとその情熱に拍手を送りたいと思います。
わたしには経験がないのでシカとはわかりませんが、しかし、けっこう段取りに手間がかかるのかもしれません。
一品生産であれば、同じものを現場で手で製作したほうが早くて安上がりなのかも。おそらく規格品の大量生産には威力を発揮するのでしょう。でも、同じものがたくさんあると、それはそれで興ざめで、なかなかむつかしいですね。
そのうち、3Dプリンターで建築の多くを建造するような時代がくるのかもしれません。革命ですね。それが、T型フォードがよかれ悪しかれ今の大規模消費型資本主義社会を一気に推し進めたようにならなければよいが、と杞憂。
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3Dプリンターで作る家とは、なかなか面白いですね。ユニークさとその情熱に拍手を送りたいと思います。
わたしには経験がないのでシカとはわかりませんが、しかし、けっこう段取りに手間がかかるのかもしれません。
一品生産であれば、同じものを現場で手で製作したほうが早くて安上がりなのかも。おそらく規格品の大量生産には威力を発揮するのでしょう。でも、同じものがたくさんあると、それはそれで興ざめで、なかなかむつかしいですね。
そのうち、3Dプリンターで建築の多くを建造するような時代がくるのかもしれません。革命ですね。それが、T型フォードがよかれ悪しかれ今の大規模消費型資本主義社会を一気に推し進めたようにならなければよいが、と杞憂。
投稿: 麦 | 2023年2月 1日 (水) 12時05分