行政の仕掛けたイベント・TOKOROZAWA STREET PLACE 2022
次々とタワーマンションが建てられているにも拘らず、
どんどん寂れていってしまった商店街、所沢銀座通りの一角で、若々しくオシャレなイベントが開かれていました。
イベントといえば、運動会でよく見る仮設テントが張られ、ラーメン屋さん、パン屋さん、八百屋さん・・・が出店していますが、
このイベントTOKOROZAWA STREET PLACE 2022はひどくオシャレに感じます。
長さ3mくらいの住宅建設によく使われる材木2×4をX字型に組み立て、
棒を渡して、柱、梁とし、上に白いテントをかけて屋根としています。
中間にテーブルを置いて、お店にしています。
テーブルの上では売物のネックレスやおもちゃや花や・・・・・が売られています。
椅子を置いてラーメン、うどん、コーヒー・・が飲食できるようにもなっています。
展示、販売の仕方もなんともオシャレに感じます。
収納も楽そうです。
妻は孫娘にと来年の干支の木に彫られたウサギの置物、2つを500円を買いました。
メチャ安です。
さらに妻はちょっと大きなボタンを1個100円で買いました。
普通では信じられない価格だそうです。
若いお店の女性に作り方を一生懸命聞いていました。
ダイソーで売っているという円形のアルミを芯にして、ハギレを被せて、止めているだけだそうです。
妻は「こんなボタンはオーストラリアでは絶対に売っているはずがない。
パッチワークや織りの好きなグランマはきっとお喜びになるはず、プレゼントにしたい」と、
帰りにわざわざダイソーに行き「製作キット付きくるみぼたん」を買いました。
他のお店では、3Dプリンターの販売やシェアオフィスの営業案内もしていました。
タワーマンションに囲まれて、残された古民家秋田家住宅も無料開放されていました。
ちょっと離れた次の会場は、水道屋さんの敷地だそうです。
メインストリートからちょっと外れた場所にも関わらず先ほどの2×4て作られたテントのお店が10店くらい並び、
入口近くには、なんとも不思議な塔が建っていました。
聞けば水道屋さんの作った公衆トイレだそうです。
会場の奥では、半分に切ったドラム缶を叩いてジャズらしき音楽を演奏しているグループもいました。
建築資材の余りを活用したテントのお店ができただけで、
こんなにもオシャレなイベントになるのには驚きました。
こうしたイベントが催されることで、人々が街に繰り出し、街が活性化するだろうことがだろうことが窺えます。
このイベントは所沢市の都市計画課の企画だそうです。
市役所が許認可業務だけでなく、街に出て、
「若者、変わり者、よそ者」と街の人々が一緒に活動すると、
こんなにも面白いイベントが生まれるのでしょうか。
驚きました。
継続できるかが、問題ですね。
???
元安川
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