「常盤橋タワー」&「東京トーチ」
東京駅日本橋口をでてすぐのところに、三菱地所の進める「東京トーチ」と言われる超巨大で超高層のビルが建てられたとのことで、見に行きました。
一生懸命探しましたが、それらしき建物は見つかりません。
それらしき建物に入って、ランチをしながら、
改めてHPを見ると、
この建物は2021年6月に竣工した「常盤橋タワー」といい、東京トーチプロジェクトの1棟とのことです。
常盤橋タワーのデザインは、これまでの三菱地所の建物のイメージを脱皮した「ワー格好いい!」といいという感じのビルです。
外観はシャープで黒いステイールの柱、梁、窓で統一され、かなり気取った若者たちが勤務しているのだろうと思えてきます。
「東京トーチ」本体は、広場を挟んだ北側に、現在建っているビル2棟を壊して建てられるのだそうです。
高さ390m、地上63階、延床面積54.4万m2のメインビルとして建てられるようです。
池袋に建ったサンシャイン60は60階建て、高さ239.7mですから、トーチタワーの階数とかについてはさして驚きませんが、
敷地3,14万m2に対し
A棟からD棟まで合わせた延床面積はなんと74万m2にもなるというのですから驚きます。
容積率はなんと2356%にもなるようです。
別の資料には「日本橋エリアの首都高速道路の地下化、東京駅周辺の地下歩行者ネットワーク整備などへの協力を前提として、容積率の最高限度が従来の1760%から1860%に引き上げられることになった」と書かれています。
それが容積率が23倍にもなっているようですから、そこにはそれなりの理由があるのだろうと思います。
広島では延べ床面積が敷地面積の10倍を超えている建物はまだないだろうと思います。
東京駅前に1923年に竣工した「丸ビル」等の日本の建物は、地震を考慮して高さ31mまでに制限されていたそうですが、
1970年に竣工した霞ヶ関ビルでは、地震に耐えられるしなやかな構造にすることで、特別な許可を受け、高さ147mでもよいということになったそうです。
以降日本のビルは高さ競争をするかのようにどんどん高くなり、この東京トーチにあってはとうとう高さ390mにもなったようです。
容積率もとうとう敷地面積の23倍を超えたというわけですから、
呆れます。
今や月に届くエレベーターも研究されているそうです。
こうしたことも「夢があっていいですね」
というのでしょうか。
元安川
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