クリエイティブ都市論
ある都市の市長だった友人は
「市長として市の運営にあたるさいこの本、リチャード・フロリダのクリエイティブ都市論は参考になりました」
といっていました。
もう20年くらい前、大阪市立大学の佐々木雅幸氏が「クリエイティブシティー」という概念を紹介しましたが、「そんなのは当たり前のことではないか」と、その頃はさして気にも留めませんでした。
改めて友人に紹介されると気になり、アマゾンで購入し、読んでみました。
なかなか面白い内容です。
世界が農業、漁業の1次産業から製造業の2次産業の時代になり、商業の3次産業の時代にとなったことは子供頃習いました。
北九州市は九州で最初に100万人都市として政令都市になりましたが、福岡市はあっという間に政令指定都市とになり、今ではもう160万人を超える都市になっています。
社会の産業構造の変化とともに、都市はどんどん変化していくのだということは当たり前のことのように思われています。
フロリダは科学や芸術、デザイン、エンターテイメント等のより創造的な分野の産業が都市の魅力となり、人を惹きつけ、新たな産業を生み出し、都市はますます大きくなり、スパイキーになっていき、それがさらに繰り返されるといっているようです。
しかしそんなことをいっているうちに、Google、Amazon、Facebook、Apple が生まれたと思ったら、あっという間に、世界は全く違った姿になってしまったようです。
今では企業の時価総額は、鉄は国家なりと称した日本製鉄は1.7兆円となり、
世界1の自動車メーカーのトヨタは31兆円、EVを作り出したテスラは72兆円です。
三菱UFJ銀行は8兆円だそうです。
それに対しApple はなんと200兆円だそうです。
「何それ!」という感じです。
今また、コロナによるハンデミックが発令され、オリンピックですら無観客で開催されるというのです。
今まで想像もしなかったリスクに世界は襲われているのです。
リモートワークも進み、社会はフラット化するとも言われています。
事実、東京都の人口は減り初めているそうです。
クリエティブシティになることで都市のスパイキー化と、
フラット化も同時に進行しているようです。
インターネット利用者はwwwが考案された1989年以降急増し、この10年くらいの間に倍増し、40億人を超えたそうです。
別次元で世界は激変したのです。
世界はパラダイムシフトシフトしたのです。
私は、この変化に付いていくだけでもうフーフーいっています。
面白いとも、便利になったとも言えますが、
疲れます。
元安川
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