「ガイアの夜明け」で西武ゆうえんちの再生について
テレビ東京 5月28日 夜10時から1時間、テレビ東京の「ガイアの夜明け」で、西武ゆうえんちの再生についてが放送されました。
1988年度の約194万人を頂点に観客は年々放り始め、2018年度は約49万人に減少していたとのことです。
2年前には観覧車のドアの閉め忘れ等のこともあり、閉鎖されていました。
ディズニーランドの隆盛は凄まじいものがあり、日本の遊園地客は全てディズニーランドに吸収されてしまったという感がありました。
そのディズニーランドすらコロナ禍の影響で2020年度売り上げが65%減(前年度比)ということを聞き、西武園ゆうえんちの再開などあり得ないと思っていました。
それがこの5月19日に開園したというのだから驚きました。
西武園ゆうえんちの計画のコンセプト、開園に至るまでの裏話を聞くと、なるほどこうした計画の進め方もあったのかと感心しました。
再生の仕掛け人はかつて「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ 大阪)をV字回復させた森岡毅さんが率いる会社「刀」とのことです。
日本が戦争に負け、日本がどこもかしこも焼け野原であった状況から逞しく立ち上がり、隆盛を極めた昭和30年代の昭和を再現しようというのです。
言われてみれば上手いコンセプトです。
昭和30年代は日本にとって経済は高度成長期でもあり、美空ひばり・・・の演歌、吉田拓郎・・・のフォークソングに象徴されるように大きな変化の時代でもあり、華やかな時代でもありました。
「昭和の歌クラブ」と称するカラオケクラブもあるそうです。
そんな時代を再現した映画が「「ALWAYS 三丁目の夕日」だったとも言えます。
その映画を監督した山崎貴監督のもとで昭和の商店街「夕日の丘商店街」(全長130メートル、30店舗)作り、
駄菓子店や青果店、鮮魚店や銭湯など、昔ながらの造りの店が軒を連ね、軒下には洗濯物が飾られているほどのこだわったそうです。
再現された昭和の喫茶店 喫茶ヴィクトリアでは、積極的に店員と客が話をするようにしています。
ちょっとお節介とも言えますが、スマホ、リモートワークの時代になって人と人との触れ合いが少なくなった時代にあっては、極めて貴重なことと言えます。
鉄道の子会社として安全第一としてあった社員には考えられないことだったようです。
メリーゴーランド・・・の古いアトラクションは
古臭いということではなく、レトロであり、アンティークとして古くからある懐かしさを感じられる施設として再認識されているようです。
映画館が作られ、そこではあの昭和の大怪獣、ゴジラが上映されています。
それだけでなく、新しい技術である床が動という装置により、恐怖感が作り出されているようです。
こうして見てみると、あのディズニーランドだって、シンデレレラ、ホーテッドハウス・・・と、
アメリカ人にとっては懐かしいフランス、ヨーロッパが再現されているとも言えます。
これだけの仕掛けを予算100億円で作ったということですから、これも凄いことです。
よくできています。
こうした全く新しいコンセプトのゆうえんちを創り出したのは、
「よそ者、若者、変わり者」と言えそうです。
元安川
Apple Watchには「消音モード」の他に「おやすみモード」「機内モード」「シアターモード」があります。いずれも画面を下から上にフリックするコントロールセンターから選べますが、劇場ではシアターモードが適しています。詳しくはリンクをご覧ください。
https://news.mynavi.jp/article/20201129-apple_watch/