大飯原発の取り消し判決
週プレの12月28日号に古賀茂明氏が大変興味深い記事を書いていました。
ちょっと長くなりますが、再録したいと思います。
「12月4日 大阪地裁は関西電力の大飯原発の3、4号機の設置許可の取り消しを命ずる判決をした。
争点となったのは関電が算出した「基準地震動」の数値を最大856ガルとしてきたが、
判決は「看過しがたい過誤がある」と断じ
再稼働停止どころか、設置許可の取り消しを命ずる判決した。
争点となったのは、関電が出した「基準地震動」の数値を最大856ガルとしてきたが、
判決は「看過しがたい過誤、欠落があると断じ、
再稼働停止どころか原発設置許可自体を取り消す判決を下した」というのだ。
2014年福井地裁裁判長で運転差し止め判決を書いた樋口氏は
「原発の耐震度は一般住宅より低い。
これまで最大の揺れを記録したのは岩手宮城内陸地震4022ガルだった。
三井ホームは5115ガル、住友林業は3406ガルと設定している。
このシンプルな事実をこれまでの裁判官は知らずに判決文を書いてしまったのでしょう」と発言している」と書いています。
古賀氏はさらに「この判決は日本の原発政策を大きく変えるのではないか」ともいっています。
私もこの判決が、こんな内容であったとは全く知りませんでした。
ネットで調べても全くそのようなことは出てきません。
気になって友人にメールしたところ、
「原発についてですが、これまでの地裁が止めた事例はいくつかありますが、そういう裁判官は数ヶ月以内に地方の家庭裁判所などに左遷されています。
これが日本の現実です。
また、洋上風力発電の採算が合わず、民間への移行が断念されたことが報じられていますが、これも、トヨタの水素自動車も同じことで、敢えて、採算のとれない事業に投資をしているようにしか見えません。
日本という立地は太陽光発電に極めて有利で、テスラが行っているように、太陽光発電と蓄電池とEVを組み合わせれば、発電所は殆ど不要になります。
それを電力会社も自動車会社も全力で止めたい、あるいは先延ばしにしたいのです。
自分たちが生きている間は」
との返信がありました。
原発は「トイレのないマンションだ」とよく言われますが、
こうなると「原発は 毒性の極めて強いウンチをぶちまける装置だ」
と言えそうです。
元安川
大飯原発を停止させた裁判官の講演を聴いて、原発は安全かで裁判すれば安全になり、危険かとすれば危険になるから停止するとなると。
それと裁判官は地震について勉強してない。裁判でやるのは提出するされた証拠を比べて審査する。というような事を言われていたと思います。
地震に対する設計基準は大地震の度に変わってますよね。うら覚えですが新潟中越大地震では、建前の一階を駐車場にして柱だけの場合多くが倒壊したからと今では応力壁が義務化。次は阪神淡路大震災で大きく変更。科学は、観察し推察し検証した結果が科学的な根拠になると思いますが、地震の建築基準は、検証は想定した大地震が起きないとできません。今の建築基準で絶対安全だという保証はないと思います。
阪神淡路大震災ではそれまで無かった「活断層」と言う言葉が出てきて、活断層が有れば大地震が起きるとなりました。それが原発の安全基準では、全く科学的な根拠も無いのに、「活断層が無いから大地震は起きない」とされました。
原発は活断層が無いなら、大地震を想定した建築基準の必要が無くなります。
40年以上前の設計時で想定していた地震の規模は近くであった地震より少し大きめとすれば良い。
これを安全基準にすれば、安全な原発となりますが、科学的根拠は無いから、危険では無いとはならない。
一般の建設会社だと、建設する場所が活断層の近くになるので安全基準は厳しくなる。
原発を稼働させるのを前提にした安全基準ですから、当然に全て科学的根拠が無くても安全になる。
ところで阪神淡路大震災前に設計建設された原発は、建物を耐震補強しても、原発の炉心はやっているのでしょうか?そして他の建物での耐震補強が本当に安全なのか大地震を経験しないとわからない。
福島原発で、津波で破壊されるはずもない建物の中が一時公開され、原発本体な関わる部分が破壊されてましたが、これはすぐに表にでなくなりました。地震で破壊されたようなのが。
新しい原発の安全基準は、稼働する為の想定はされていても、危険は無くなるような想定はされてないと思います。
やんじ様
三菱重工は戦闘機の生産はできても、民間機の生産はできないそうです。
コロナ禍も科学的、医学的判断と政治的判断は違ってくるようです。
そうした違いがあることをはっきりさせずに、曖昧にするから、
余計こんがらかってくるのでしょうね。
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大飯原発を停止させた裁判官の講演を聴いて、原発は安全かで裁判すれば安全になり、危険かとすれば危険になるから停止するとなると。
それと裁判官は地震について勉強してない。裁判でやるのは提出するされた証拠を比べて審査する。というような事を言われていたと思います。
地震に対する設計基準は大地震の度に変わってますよね。うら覚えですが新潟中越大地震では、建前の一階を駐車場にして柱だけの場合多くが倒壊したからと今では応力壁が義務化。次は阪神淡路大震災で大きく変更。科学は、観察し推察し検証した結果が科学的な根拠になると思いますが、地震の建築基準は、検証は想定した大地震が起きないとできません。今の建築基準で絶対安全だという保証はないと思います。
阪神淡路大震災ではそれまで無かった「活断層」と言う言葉が出てきて、活断層が有れば大地震が起きるとなりました。それが原発の安全基準では、全く科学的な根拠も無いのに、「活断層が無いから大地震は起きない」とされました。
原発は活断層が無いなら、大地震を想定した建築基準の必要が無くなります。
40年以上前の設計時で想定していた地震の規模は近くであった地震より少し大きめとすれば良い。
これを安全基準にすれば、安全な原発となりますが、科学的根拠は無いから、危険では無いとはならない。
一般の建設会社だと、建設する場所が活断層の近くになるので安全基準は厳しくなる。
原発を稼働させるのを前提にした安全基準ですから、当然に全て科学的根拠が無くても安全になる。
ところで阪神淡路大震災前に設計建設された原発は、建物を耐震補強しても、原発の炉心はやっているのでしょうか?そして他の建物での耐震補強が本当に安全なのか大地震を経験しないとわからない。
福島原発で、津波で破壊されるはずもない建物の中が一時公開され、原発本体な関わる部分が破壊されてましたが、これはすぐに表にでなくなりました。地震で破壊されたようなのが。
新しい原発の安全基準は、稼働する為の想定はされていても、危険は無くなるような想定はされてないと思います。
投稿: やんじ | 2020年12月31日 (木) 04時41分
やんじ様
三菱重工は戦闘機の生産はできても、民間機の生産はできないそうです。
コロナ禍も科学的、医学的判断と政治的判断は違ってくるようです。
そうした違いがあることをはっきりさせずに、曖昧にするから、
余計こんがらかってくるのでしょうね。
投稿: 元安川 | 2020年12月31日 (木) 17時14分