演劇 「オオナムチ」
先日東京中野のテアトルBONBONで、
友人が出演するというE-Stage Topiaプロデュース公演「オオナムチ」を見てきました。
コロナ禍で中止されたいた演劇の公演は久しぶりです。
舞台には四角い箱が4つ、ビニールの半透明の大きな幕が5枚あるだけです。
能の舞台のようです。
席数は120席ありますが、席は一つ置きに座るようになっていますが、今回は収容できるのは45人と設定されてるそうです。
そうでなくとも小さな劇場なので何か人気のないように感じますが、
ゆったりしていて案外いいもんです。
始まれば、若い人たちの熱気が伝わってきます。
公演をするには稽古は最低4週間必要なのだそうです。
こんな状況の中で、公演を実現するのですから、大したもんです。
先日のテレビで9月19日から、演劇の観客制限は解除され、100%となると報じていました。
数日の違いでその恩恵を受けられなかったのは、ちょっと可哀想そうです。
プロデューサーの若宮亮は37歳、演出家の平竜が28歳だとのことです。
話は、築30年というマンションの下の階に住む人からのうるさいというクレームに始まり、ごく日常的な話で展開して行くかと思っていたら、管理人、住民の代表といった人たちが加わり、悪霊の話になり、お墓参りの話になり、殺人事件になりと脈絡なく展開していきます。
1960年代に流行った不条理の世界とでもいうのでしょうか。
今の若者はこんな世界に憑かれるのかとちょっと不思議な感じでした。
テレビでは見られないストーリーの展開であり、
こうして生でみる迫力は全く違った感じがするのもまた不思議でした。
因みに、この演劇のタイトルとなっている「大己貴神(オオナムチ)は出雲神話の最大のヒーローで大国主の別名として扱われます」とのことです。
元安川
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