ジオパーク?
娘婿の運転で、浦山ダムに近い「ジオパーク秩父」の拠点施設「おがの化石館」に行ってきました。
ジオラマってよく聞きますが、ジオパークって初めて聞きます。
小さな建物入り口にはカバをデフォルメしたような変な生き物の彫刻が置かれていました。
すぐ脇を流れる川の向こうは、数十mもある綺麗な断層の崖になっていました。
彼は河原に出て、金槌で手慣れたように石を叩いて、割って、何かを探していました。
何のことだかよく分かりませんでしたが、
「おがの化石館」に戻って、パネルを見れば、
ここが日本の地質学発祥の地であり、
このエリアには、大正時代に指定された「長瀞の岩畳」とか、
先程みてきた「ようばけ」とか、「前原の不整合」や「犬木の不整合」、「取方の大露頭」、「大野原化石産地」「新田橋の礫岩露頭」とか
昭和47年に発見され、昭和50年と52年に発掘された「パレオパラドキシア」、「チチブクジラ」など9件の化石標本が、国の天然記念物に指定されているとのことが書かれていました。
改めてウィキペディアで調べて見れば、
「ジオパークとは、地球科学的な価値を持つ遺産を保全し、教育やツーリズムに活用しながら、持続可能な開発を進める地域認定プログラムである。
ジオパークは、地球・大地を意味するジオ(Geo)と公園を意味するパーク(Park)とを組み合わせた言葉である」
とのことでした。
秩父ジオパークはNHKの「ブラタモリ」でも取り上げられたそうです。
今まで私には全く縁のない世界で、いまだによく分かりませんが、
こんな浮世離れした研究に一生を捧げるというのは羨ましくもありました。
日本のジオパークとして指定されている地域は43カ所、ユネスコの世界ジオパークに指定されている地域は9カ所もあるそうです。
瀬戸内海などはユネスコの世界ジオパークに指定されてもいいように思いましたが、
どうなのでしょうか。
元安川
« ダム女とダムジージ | トップページ | アカシソで巻いたおにぎり »
「科学・技術」カテゴリの記事
- 一天俄かにかきくもり・・・アプリ「探す」(2024.07.30)
- これも絶滅危惧種?(2024.07.12)
- 太陽フレアとアフリカの細菌・・・・・・(2024.05.25)
- 月で生活する・・・(2023.12.27)
- スケると見える化された世界(2023.08.27)
コメント