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2020年5月 3日 (日)

新型コロナの現実

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症(COVID-19)は世界を大きく変えています。
国の専門家会議は「計算式やデータは忙しくて公開できない、指標は一つでなく総合的に判断する、数値だけでなく質的な判断も必要」と定義も計算式もデータも数値も曖昧なまま、科学ではなく占いをしているようなので、ここでは、事実だけを書いてみたいと思います。(以下は「新・ヒロシマの心を世界に」でコメントとして書いた内容と重複する部分もあります。)

現在の感染状況については、世界最古の公衆衛生大学院を有し、US Newsの格付けが開始されて以来ランキング1位を保っているジョンズ・ホプキンズ大学の公式サイトが早く正確で、様々な見方ができます。

このサイトを使って、死者数の極めて少ない日本、感染爆発が起きていると言われ死者数も多いアメリカ、スペイン、イタリア、感染対策がうまくできたと言われるドイツ、韓国、シンガポール、台湾などのデータを抜き出して並べてみた図が、以下のものです。

Photo_20200501081101

この図を見る限り、100万人あたりの死者数は、欧米では優等生で医療崩壊を最小に食い止めたといわれているドイツが、確かに他の欧州諸国よりは少ないものの、感染曲線は東アジアとは大きく違って、欧米とひと括りにできる感じです。つまりドイツですら、感染の拡大は防げていないが、医療崩壊による死亡は防いだというところでしょうか。

また、このドイツの値こそが、欧米の感染モデルの中央地であり、西浦博教授の採用した基本再生産数 R0=2.5です。

西浦博教授は北海道大学で、感染症数理モデルを利用した流行データの分析を専門に研究していますが、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議クラスター対策班のメンバーでもあり、今回の8割の自粛要請は、その計算から導かれているため、8割おじさんとも呼ばれています。

西浦博教授は、今回の感染数理モデルを説明する時に「基本再生産数を2.5とすれば」と言っていますが、基本再生産数とは、ある感染者が、その感染症の免疫をまったく持たない人の集団に入ったときに何人に感染させるかという人数で、同じウイルスでも、民族や環境によって変わり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の場合、WHOは1.4から2.5としており、当然、感染者が増えれば増えるほど、実効再生産数として下がっていく数値です。日本では当初から1.7と言われていました。この実行再生産数と感染者が倍に増える時間=倍加時間が感染状況をみるための重要な指標になります。

そこでグラフに戻りますが、欧米が対策の違いに関わらず、死亡者に関しては、どこも同じような曲線であることに対し、厳格な感染症対策で成功したと言われるシンガポールと、緩い対策しかしていない日本も大差ありません。さらに最も成功したと言われる台湾は圧倒的に少なく別格ですが、初期に大きなクラスターを作った韓国でも、落ち着くところは東アジア群の曲線に近くなっています。

そして、どういう計算式で、どういうデータを使ったのかは不明ですが、5月1日、専門家会議の会見では、検査数が増大しているにも関わらず、安倍首相が国会でも答弁した実行再生産数が1より低くなれば、という目標値で、東京の実効再生算数は0.53、ついでに倍加時間(感染者が倍になる時間)は4月1日の2.3日から5月1日には3.5日になっていると発表しています。

これらの事実から描ける最も一般的なシナリオはかなり楽観的なものですが、政府は楽観的にはなれないようですので、次回は最悪のシナリオも書いてみたいと思います。

*訂正

新・ヒロシマの心を世界に」の2020年4月22日 (水)「新型コロナウイルス危機・EXTRA ――免疫力を高めましょう――」で、最近は音声入力による変換ミスも多く「笑われていることもあるかも知れない」とコメントしましたが、まさに、ずっと気づかずに書いていたことがあり、それをイライザさんにご指摘いただきました。これは「最近は相手も分かるだろうと放っています」ではなく、全く気づいていないことでした。

これまで、2019年に感染の拡がった一般的には7番目のコロナウイルスである新型コロナウイルスによる感染症をCOVIT-19と書いていましたが、正しくはCOVID-19(Novel Coronavirus disease 2019=新型コロナウイルス疾患2019)です。そして、ウイルスの名前はSARS-CoV-2、つまり2002年に感染の拡がった5番目の新型コロナウイルスによく似たコロナウイルスというわけです。

ご指摘して頂いたイライザさんに感謝して、訂正いたします。

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「ウイルスの名前はSARS-CoV-2、つまり2002年に感染の拡がった5番目の新型コロナウイルスによく似たコロナウイルス」ここがポイントですね。SARSの時も日本人は罹患者ゼロ、当然に死亡者もゼロでした。


現実派さん
人間の親子、兄弟でも、DNAが似ていても性格も能力も結構違うものです。これまでのコロナウイルスも、似ているものの致死率も感染力も大きく違います。なかなかSARSに似ているというだけで日本人は安全とは言えませんが、そうであって欲しいとは思います。

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コメント

「ウイルスの名前はSARS-CoV-2、つまり2002年に感染の拡がった5番目の新型コロナウイルスによく似たコロナウイルス」ここがポイントですね。SARSの時も日本人は罹患者ゼロ、当然に死亡者もゼロでした。

現実派さん
人間の親子、兄弟でも、DNAが似ていても性格も能力も結構違うものです。これまでのコロナウイルスも、似ているものの致死率も感染力も大きく違います。なかなかSARSに似ているというだけで日本人は安全とは言えませんが、そうであって欲しいとは思います。

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