住宅の塀は止めたらいい!
街を歩いていていつも思うのだが、
日本の住宅地はどうしてか美しくない。
それに加えて、
コンクリートブロックの塀が地震などで倒れて、事故になることがよくある。
危険この上ないと思うが、鉄筋をいれて補強することになっているが、
鉄筋が入っていなかったり、 塀の支えがなかったりする等の施工不良によることも多いらしい。
日本では塀がボロ隠しになってもいるようだが、コンクリート塀そのものも美しくない。
コンリート塀が風を遮り、日射しを遮り、植物にもよくないようだ。
いっそのことコンクリート塀なんか止めてしまえばいいと思っていたら、
そんな住宅地があった。
東京の郊外、東村山市の住宅地の一角に、駐車スペースをとったら、庭もないくらいびっしりと建てられた数百戸の住宅地には、塀もなく、道路に面してハナミズキや植物が植えられていた。
隣家との境には、見えないような感じで、低く、細い鉄筋の塀が設けられていた。
塀が全くないようにすら見えた。
たったそれだけのことで、40m2もない敷地面積の狭さを感じさせないし、
個々の住宅が重なり合っていることが、街が美しくなっている感じさえある。
アメリカの住宅地は敷地が広く、家の前には塀はなく、広い芝生になっているケースが多いが、
敷地が広いから塀がなくとも美しいのだと思っていたが、そうではないようだ。
芝生の管理もそれはそれで大変らしい。
この住宅地は狭い敷地でも塀をなくすことで、美しい住宅地を作り出している。
上手い解決法だ。
感心した。
家を建てたら工事費がなくなり、塀まで作るお金がなくなったということではなく、
ちょっと工夫をすることで、塀のない美しい街が生まれるかもしれないということを知った。
個々の家に駐車場を設けることも止めたらいい。
元安川
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