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2019年9月 4日 (水)

「広島経済」について

 

広島出身の元日銀マン松原淳一氏の書いた「広島の経済」を読んだ。

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2019年4月の発行というが、

元日銀マンらしく広島の現状について、きちんと数字をおさえ、なかなかうまく整理されている。

 

特に興味をひいたのは宮島についての記述の部分である。

ちょっと一部引用しながら、触れてみたい。

 

「宮島を経営するには約10億円かかるが、交付税は4億円、市民税が3億円で、3億円不足しているとのことだ。

市町村の税収は住民税と固定資産税であるが、

新規建築物の建設は厳しく制限されていることもあって固定資産税は増えず、

住民は減少しているので住民税は減少している。

にもかかわらず歳出は多い。

宮島の観光客は1996年の世界遺産登録時には約300万人であったが、2017年には456万人となっているが、そうしたことによる税収は町の財政に反映されていない。

宮島の1人当たり観光消費額は2017年にあっては、3835円だが、

伊勢市は日帰り8263円、宿泊30138円、平均で10379円とのことだ。

京都市も同様の状況にあり、対応策として法定外目的税として2018年から宿泊税を設け、年間45億円の収入を見込んでいるという。

宮島の入島者は2017年は450万人だが、

宮島桟橋で1人あたり、100円徴収すれば年間4.5億円になる計算になるが実現の目処は立っていない」

という。

 

大変興味深い提案だ。

 

この本の中では触れられていないが、

そもそも2005年の推定人口1942人の宮島町が、100年以上も町村合併を経験せずにやってこれたのは、その時々でそれなりの理由はあると思われるが、

戦後にあっては宮島競輪の開催権による収益が大きかっただろうが、

その後競輪事業は急激な収益減に陥り、町の財政を引っ張るような状況になってしまったことが大きかっただろうと思われる。

町にとってはやむをえず、2005年に廿日市市と合併し、町域は廿日市市宮島町となったが赤字は赤字ということで、宮島町は発展のきっかけは掴めずにいるということなのだろうと思う。

こうした状況を考慮すれば、ここで改めて松原氏の提案する入島税を徴収するというのはいい策のように思うがどうだろうか。

 

また対岸にある安芸グランドホテルや石庭等の宿泊施設との連携ももっと強力に進めるのも、これからの観光地のあり方としては、重要な課題だろうと思う。

 

宮島は日本の観光地としてはトリップアドバイザーでは3位に評価されているという。

 

それだけの観光地をさらに魅力を高めていくにはそれなりの費用がかかる。

 

問題はその費用をどのように調達するかだ。

 

宮島の発展は広島にとってはきわめて意味のあることだ。

共に考えていきたい。

 

元安川

 

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