あそびのじかん
Now,it’s time to play
英語のサブタイトルが付いている。
東京都江東区の木場公園の一角に作られた東京都現代美術館に、娘一家にお伴して出かけた。
まあそれにしても随分と豪華な建物だ。
展示スペースはそれほど広くはないが、アプローチの通路は広く長く、御影石の建物は水と大きな石の庭を抱え込み面し、冷房の効いた室内は暑さを忘れさせてくれる。
また展示が面白い。
チケットを買って中に入ると、真っ白な壁に30棹はあろうかというたくさんの箪笥が3段に積み上げられ、箪笥にはボルダリングの掴みが沢山付いている。
どうぞ登ってくださいというのだ。
かなりの人がトライしていたが、案外登れないようだ。
2段目以上には登らないでくださいと書かれているから、恥をかかずに済む。
箪笥の扉を開けると次の部屋に入る。
壁には同じ色のベージュ色の仮面が掛けられている。
その一つをとって、髪の毛をつけてみたり、口紅をつけてみたり、鬼の顔のようにしたりと様々の表情をつけられるようになっている。
誰かが作った仮面をかぶって、周りの子にワーッなんていって脅かしている子もいる。
怖がって泣き出す子もいるからまた可笑しい。
そんな遊びの仕掛けの部屋は計6室くらいある。
5歳、3歳の孫は夢中になって遊んでいた。
「遊んでいないで、◯◯しなさい」といわれる日頃の生活にあって、
「遊びの時間」は新しい価値観が生まれるチャンスにしたいということで、
企画した展覧会だというが、
「遊んでいないで、・・・・・」といわれる年代の子供達は、まったく見かけないのがまた可笑しい。
私の甥が芸大に受かったとき、
「君ももうこれでお金と縁のない人生になることが決まったね」
といったことがある。
今回の展示はそれなりに面白いが、
美術館はなんとも豪華な建物であり、展示スペースは全体の3分の1くらいだろうか。
見にきている人もお金に苦労をしている風はなく、
レストランで、娘は「こんな優雅なレストランで食事したのは、何年ぶりかしら」
といっていた。
そんな優雅な時間を過ごさせていただいた。
元安川
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