からくり箱
先日、帰宅して何気なくTVを見ていたら、
「美の壺」NHK BSプレミアムが放送されていた。
今回のテーマは「からくり箱」、
小さな箱の内部や表面に様々の仕掛けがされ、決められた手順に従って操作しなければ開かないようになっている。
箱には寄木細工の装飾が施され、
釘、糊など使わずに組み立てられているようだ。
日本らしい究極の職人芸で成り立っている箱だ。
こんな面倒くさい作業をする人は、日本にはもういないと思っていたが、
それが、そうではなく、からくりを考え、作ることに恍惚となる人がかなりいるようだ。
私は、そんな面倒くさいことは真っ平ごめんだが、
TVを見ていた妻が「私のこの箱持ってるわ」という。
!?
2階に上がって、しばらくして小さな箱を持ってきた。
大きさは15×10×6cmくらい。
箱の左横の1部がちょっと横にスライドしている。
どうもうまく閉まらなかったので、そのまま放り出してしまったようだ。
昔はきちんと開け閉めできたという。
本当かなー。
それならと、私がきちんと開け、締めしてみようとトライした。
あっちこっち押したり引いたりしてみた。
なかなか難しい。
まず①左横の真ん中部分を手前にスライドさせ、
②左の横板部分を下にスライドさせ、
③右の横板を下にスライドさせ、
④上蓋を右にスライドさせれば、開くというわけだ。
計4ステップだが、
それがちょっとでも動かし方が悪いと素直に開いてくれない。
開いた時には思わず「開いたー!」と叫んでしまった。
ちょっとした快感だ。
ステップが4回なんてのはもっとも易しい方で、
中には50回なんて、とんでもないのもあるらしい。
どうやって解くんだろう。
作った人の才能、辛抱強さにも呆れる。
しかし、「宝物を入れる箱」が「美しい」というだけでなく、
開くにはちょっとした「パズル」になっているというだから手が込んでいる。
さあー、この中に何を入れようかな?
元安川
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