トヨタは馬で勝負する
世界でもトップを競う日本の大手自動車メーカーであるトヨタ自動車の豊田章男社長が17年ぶりに復活を遂げた「スープラ」について熱く語っています。「百年前のアメリカには1500万頭の馬がいて、それが1500万台の自動車に換わり、残っている馬は競走馬だけだ」と。
https://youtu.be/QIuiPDjoStM?t=147
そして、その1500万台のガソリン車が1500万台のEV(電気自動車)さらには、桁違いに少なくて済む自動運転のシェアリングモビリティーに置き換わるのも目前の変化です。
少し前まで、ヨーロッパでアメ車が売れるなど考えられもしませんでしたが、テスラのモデル3はヨーロッパでもかなりの勢いで売れており、「欧州高級車メーカーのEVはテスラに迫れるか」という記事にすらなっています。
さらに、2019年3月21日には、フォルクスワーゲンとダイムラー、そしてBMWというドイツの大手三社が一致した意見として「燃料電池車は普及の見込みがない」と結論付けました。
ドイツの大手三社が「バッテリー式電気自動車(BEV)しかない」としたEVを避け、あくまで「普及の見込みがない」と結論づけた燃料電池車にこだわるトヨタですが、日本では、いつまでも馬で商売できると考えているのでしょうか。
産油国ノルウェーの首都オスロでは、新車販売の77%がEV、それもプラグインハイブリッドなどは含まないピュアEV=バッテリー式電気自動車になっています。本格的なEVが登場してから10年も経っていません。しかも、当初はiMiEVやリーフなど日本車だったのですが、今やフォルクスワーゲンのe-golfやテスラのモデルSが増え、モデル3も爆発的に増えています。
ガラケーは数年でスマホになったが、ガソリン車がEVになるためには数十年かかると思っているのが今の日本のメーカーに思えますが、実際には数年で起きる変化なのです。
日本車には、人間が運転することを前提とした動力性能だけ比較しても、普通に公道を走る自動車としてはテスラのEVに敵うものは1台もありませんし、経済性や安全性を考えれば、比較にすらならないでしょう。
ただ、日本ではテスラで私の欲しい車種は当分手に入りそうにありませんので、妥協の産物として、我が家に2台目のEV(電気自動車)がやってきました。
それは日産の初代リーフですが、経緯は、また書きます。
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お金持ちなんですねえ!
ついにトヨタがハイブリッド特許を無償で開放することになりましたが、何が何でもエンジンを使ったシステムにしがみつきたいのでしょうね。
お金がないから、太陽光発電で稼ぎ、燃料費もメンテナンスコストも安いEVに乗り、更に、それを貸し出して稼ぐわけです。
令子さん
ついにドイツの大手自動車メーカーも揃ってハイブリッドや燃料電池車に見切りを付けましたが、トヨタはいずれ消えていく運命にしかないエンジンにこだわり、少しでも仲間を増やして、エンジンで走る自動車の延命にやっきなのでしょうね。
かつてパソコンの世界で、Appleに破れたIBMがIBM-PCの技術を公開し、最終的にはパソコン部門を中国企業に売り渡すことになりましたが、トヨタには二の舞を演じて欲しくないですね。
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お金持ちなんですねえ!
投稿: | 2019年4月 2日 (火) 07時30分
ついにトヨタがハイブリッド特許を無償で開放することになりましたが、何が何でもエンジンを使ったシステムにしがみつきたいのでしょうね。
投稿: 令子 | 2019年4月 9日 (火) 14時54分
お金がないから、太陽光発電で稼ぎ、燃料費もメンテナンスコストも安いEVに乗り、更に、それを貸し出して稼ぐわけです。
投稿: 工場長 | 2019年4月 9日 (火) 16時12分
令子さん
ついにドイツの大手自動車メーカーも揃ってハイブリッドや燃料電池車に見切りを付けましたが、トヨタはいずれ消えていく運命にしかないエンジンにこだわり、少しでも仲間を増やして、エンジンで走る自動車の延命にやっきなのでしょうね。
かつてパソコンの世界で、Appleに破れたIBMがIBM-PCの技術を公開し、最終的にはパソコン部門を中国企業に売り渡すことになりましたが、トヨタには二の舞を演じて欲しくないですね。
投稿: 工場長 | 2019年4月 9日 (火) 16時19分