尚山作のこけしを棚に飾った。
棚を整理していたら、こんな可愛らしい「こけし」がでてきた。
こけしといえば、普通は白く塗られた地に黒く細い眉毛と目、小さな赤い口が描かれているが、
どうも私はそんなこけしが好きになれなかった。
でも、この「こけし」はいい。
最も日本的でもある、おかっぱ頭の髪の毛がストレートに胸まで伸び、
目の上で水平にきちんと切り揃えられ、
まん丸い顔には細い目が黒く真横に引かれ、ポツンと小さく口が描かれている。
髪の毛の下には、藁の菰らしきものを被っている。
高さ25cmくらいとちょっと大きい。
胴のの太さも直径10cm以上ありそうだ。
日本の作家らしく極めてシンプルな造形だ。
裏を見れば「尚山」と刻印されている。
ネットで調べてみると
山形県の創作こけし作家の作品「志藤尚山作の童女」のようだ。
いつ、誰に貰ったのか、買ったのか、まったく覚えがない。
こうしたこけしはもともと子供のおもちゃとして作られ、
温泉宿のお土産として売られていたようだ。
職人の技術に裏打された、
こんな可愛らしい人形が本棚に飾られているのもまたオツなもんじゃないか。
元安川
« 試さないで!緊急通報 | トップページ | ウサギ島=毒ガスの島 »
「住まい・インテリア」カテゴリの記事
- 「カエル!、カエル!」と孫の女の子が叫んでいます。(2022.07.01)
- キリンのたてがみように咲いたクレマチスの花(2022.06.25)
- ベゴニアの花(2022.06.27)
- 雨漏り(2022.06.13)
- 「ナデシコ」だそうです(2022.06.11)
コメント