足元で決まります!
10年くらい前、東京から来た友人が
「広島は楷書の街だね」と、不思議なことを言っていた。
その意味するところはよくわからないが、
「街にやたらと広告看板があるわけでなく、ゴミが散らかっているわけでもなく、綺麗な街だね」といいたかったのだろう。
しかし、それも市街地や幹線道路に面してビルの建つ部分であり、
幹線道路の裏の狭い路に入ると、まだまだ美しい街とは言えない。
建物は新しいのに、塀が艶消しだ。
コンクリートのブロック塀はどうもいただけない。
一時、安全で、安くて、お洒落だということで流行ったようだ。
それが最近は、白く塗られた塀のある住宅では「いいじゃない」とすら感じる。
コンクリートのブロック塀をただ白く塗っているだけのようだ。
そういえば有名な建築家が「建築は足元で決まります」といっていたことを、思い出した。
コンクリートブロックを積み上げたままにしているのか、それを白く塗っているかで、
これ程に美しくなるとは、ちょっとびっくりした。
ほんの些細なことだ。
古民家、古い町並みが今見直されている。
既存の普通の住宅地も塀にちょっと手を加えるだけで、街が美しくなるようだ。
日本はすでに「ウサギ小屋」から脱皮した。
さあ次は足元を美しくする番だ。
元安川
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