山の老化
久しぶりに実家の裏山を歩いた。
なんと先日の台風24号で沢山の樹々が倒れ、何ヶ所もで路を塞いでいる。
中には「きけん立入禁止」なんて書かれたロープが張られているところもある。
倒れている樹は根が腐っているからというのもあるし、根の張りが少ないからというのもある。
樹の真ん中辺りで折れているのもある。
台風24号は夜中に東京地区を通りすぎたこともあり、
「ビューン、ビューンと煩くて眠れなかった」
「瓦が飛んでくるんじゃないかと、心配で眠れなった」
という人もいた。
しかしこんなにたくさんの樹々が倒れているのは初めてみた。
「コナラ、クヌギ、ヤマザクラetc.の雑木林の樹々がこんなにも大きくなることはそもそもなかったようだ。
ちょっと大きくなれば炭や薪の材料として、こんなにも大きくなる前に、切られていたはずだ。
江戸時代に描かれた絵をみると、京都の周りの山は皆、禿山だったようだよ」
と聞いたこともある。
「戦後70年以上も経って、世の中が色々変わってきているけど、
住み方にしても、今まで人も住まなかったようなところまで家を建てるようになったことで、
山崩れや洪水の被害、津波の被害に合うようになったんだよ」
と土木技術に詳しい友人が言っていた。
また別の友人は、
「古いマンションの劣化も酷いよ。
特に酷いのは、水道管、下水管だね。
古いから住んでる人も老人ばかりになり、更新する費用を負担できなくなっているようだよ。
立体駐車もガラガラになって借りる人もいないから、これも大変らしいよ」
といっていた。
ITやIoT、太陽光発電といった技術の進歩によっての世の中の変化は激しいが、
反面、人間が老化するように、
「建設物、山林etc.の老化」という,今まで経験したことのない深刻な現象が起こっているようだ。
元安川
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