高齢者にスマートスピーカー
高齢者の健康を維持するために、スマートスピーカーを導入する施設が増えており、近所の集会所、サービス付高齢者向け住宅あるいは老人ホームでもスマートスピーカーを見るようになりました。
先日も、ある老人ホームに行くと、職員の方が「お年寄りに、スマートスピーカーが大人気で、皆が声をかけて楽しんでいる」と教えてくれました。
私は呼吸器を付けて寝ていることに加え、逆流性食道炎もあり、声帯が萎縮し声が枯れたり声が出難くなっていますが、その件で初めて耳鼻科に行った時に、医師から「奥様はご健在ですか?」と聞かれました。
定年退職後のサラリーマンで、配偶者を亡くした男性は喋ることが極端に少なくなる人が多く、ただでさえ加齢によって進む声帯萎縮が加速することがあるのだそうです。
声帯萎縮が進むと声が枯れるだけでなく、誤嚥を起こし易くなり、老人の死亡原因の上位にある誤嚥性肺炎の原因にもなりますから、命にかかわる重大事というわけです。ですから、最近の老人施設ではスマートスピーカーを置いて、普段からあまり喋らない人やカラオケなどにも参加しない人にも、できるだけ声を出してもらうようにしているそうです。
つまり、高齢者にとって声を出すということは健康を保つために重要なことだということです。
前回の記事から8ヶ月が経過し、Amazonのスマートスピーカー(Echo)の種類も大きさだけでなく、画面付きまで増え、いつでも誰でも買える状況ですし、スピーカーのトップメーカーであるHarman kardonでも種類が増え、BOSEからも発売されるようになりました。
音質、レスポンスもよく、最も気の利いたやり取りのできるApple のHomePodが未だに日本未発売なのは残念な状況ですが、取り敢えずiPhoneがあれば、Apple、Amazon、Google、いずれの音声アシスタントも無料で使えますので、色々と比較してみるのも面白いです。
また、テレビ用の肩に乗せるタイプのスピーカーは耳の遠くなった高齢者、特にテレビの音が大き過ぎると家族から指摘される人には大人気で、発売以来品不足が続き、一時期はAmazonなどでも定価の3倍くらいの価格が付いていました。
https://www.sony.jp/active-speaker/products/SRS-WS1/
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