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2018年10月 5日 (金)

ソフトバンクとトヨタ

昨日(2018年10月4日)トヨタ自動車とソフトバンクが記者会見を開きました。

自動車産業がエンジンからモーター、ドライバーから自動運転、そして個人のものからライドシェアへと、社会の移動システムの一部として大きく変わろうとしている中、電気自動車も自動運転もモバイル通信も環境整備も周回遅れの日本ですが、「ギブアップするにはまだ早い」(ソフトバンク副社長)ということでの、提携のようです。

先日もトヨタの営業が新車のパンフレットを持ってきたのですが、私は「もう10年以上スマホを使っている人にガラケーの新機種が売れると思いますか?」「半世紀以上、新幹線なのに、今更、蒸気機関車に乗れというのですか?」と意地の悪い問いかけをしました。

そして「とは言え、製造ではエンジンもミッションも要らないため多くの下請けや関連企業が不要となり、販売でも今までのようにお金のかかるメンテナンスが要らなくなるため販売会社が儲からなくなる電気自動車ですから、既存メーカーとしては本気で取り組むのは無理でしょうね。インターネットやスマホで普及の役割を担ったソフトバンクのような会社が自動車を作るしかないのかも知れませんね」と言ったところでした。

そして、トヨタが、今、テスラが作っているような電気自動車や自動運転車を作る頃には、自動車は個人で所有するものではなく、公道では人間が運転するような危険な自動車は走ることもできず、いつでもどこでもスマホで呼んで利用する移動手段となり、運転は今の乗馬のように趣味の世界となり、個人に自動車を売る時代は終わっているでしょう、とも言いました。

Uberが世界に展開しているタクシーの配車システムや、全米でトヨタやホンダを抜いて売上の一位になったテスラの電気自動車&自動運転車では、完全に遅れを取っている日本ですが、それらが統合して作られる次世代のモビリティ事業において、どれほどのプラットフォームを作ることができるのか、一応、期待はしてみたいと思います。

電気自動車や自動運転、あるいはテレマティクス(移動体通信システム)でも失望しっぱなしの日本の自動車メーカーですが、何とか頑張って欲しいと思うのが本心です。

https://youtu.be/s0vyqxROwX4

コメントの補足として、動画を2本追加しました。
テスラが行っていることの、ほんの一部ですが、
https://youtu.be/qjC8nfstH-M

テスラの充電設備は日本にあるような1台かせいぜい4−5台のものとは違います。
"https://youtu.be/4U5JO3DcPv8

ついでに、とても些末なことを補足します。

テスラに初めて乗ると、前にも後ろにも大きなトランクがあって驚かされます。スタートボタンもなく、運転席にドライバーが乗れば、すぐに発進できます。これらはモーターだからできることで、こうした従来のエンジン車ではできないことがテスラには多くあります。

また、テスラは次のモデルではロケットを使って加速すると報じられていますが、おそらく、これはロケットで加速しようというのではなく、モーターの馬力が、従来のエンジンの領域を遥かに超えるため、タイヤのグリップがついていかなくなり、空気の噴射で制御しようということだと思います。

単に車づくりという入り口の部分でもエンジンとモーターでは自動車の設計が大きく変更できます。そのノウハウは従来の自動車メーカーには全くと言っていいほどないというのが現状です。

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テスラは車のエンジンをモーターに変えたということだと思いますが、
車体等その他の部分は自社製ですか。
エンジンorモーター:車体 のコスト比はどうなっているのでしょうか。
EVメーカーとして、急激に伸びてきたテスラも、
EVメーカーであるが故に、自壊していくように考えられますが、
いかがでしょうか。

投稿: てすら | 2018年10月 5日 (金) 09時46分


てすらさん

テスラは自動車のエンジンをモーターに変えただけではありません。エンジンもミッションも必要なくなることで得られるものを最大限に活かした車づくりをし、自動車の製造だけではなく、自動車産業の構造そのもの、そしてその先は交通システムそのものを変えようとしています。

ドイツ勢もかなり頑張ってはいますが、それらのEVを見ると、エンジンをモーターに載せ替えただけのものが多く、そういう点でも、既存メーカーには期待し難いところがあります。

AppleのiPodが、単にウォークマンのカセットをメモリーにしただけではなく、音楽の流通形態から利用者の生活そのものまで変えていったように、テスラは販売やサービスの形態から社会インフラまで変えてきています。既存メーカーは、そうした点が足かせにもなっており、厳しい現実となっています。

更には、iPodからiPhoneが登場して、ガラケーが消滅していったように、交通システムそのものが根底から変わっていきます。その入り口のところで日本のメーカーは足踏みしているようにしかみえないのが残念です。

投稿: 工場長 | 2018年10月 5日 (金) 09時55分


テスラの創業者のイーロンマスクは問題発言も多くCEOの座も追われるということです。かつてアップルから創業者のジョブズが追われて倒産の危機さえ迎えた状況と同じ様にならないでしょうか。

投稿: テラス | 2018年10月 5日 (金) 13時09分


テラスさん

イーロン・マスクは社員が「社長は火星人です」と言うほどの変人であり、カリスマでもありますが、ジョブズというよりは本田宗一郎に近く、経営者というより人望のある技術者です。

ジョブズのようにテスラを追われるわけでもなく、イーロン・マスクがテスラのCEOでなくなったとしても、影響は少ないと思います。

投稿: 工場長 | 2018年10月 5日 (金) 13時25分


会見をみました。20年前にソフトバンクがトヨタに近づいた時は当時の豊田章男課長がケンモホロロに断り、20年後にはその豊田章男氏が社長になっており、今度はトヨタがソフトバンクに頭を下げて資本面でもソフトバンクが優位になっているというところが時代を感じさせて面白いと思います。

投稿: 多田 | 2018年10月 6日 (土) 09時46分


多田さん

更に付け加えれば、これまでの流れで考えれば、トヨタが組み易いのは、まずau(KDDI)であり、次にdocomoのはずでしたが、最も縁遠く、しかも過去に拒絶した同じ人物がソフトバンクに頭を下げざるを得なかったことが、時代そして現在の状況の変化を表している象徴的なことだと思いました。

そして、それにも関わらず豊田章男社長のプレゼンは、あくまで「愛すべき自動車」から頭が切り替わっておらず、自動車を交通システムの一部品としかみなしていない孫正義社長とは対照的に見えました。

現在、先進的なモビリティ革命を進めている企業をみると、どこをみてもソフトバンクが登場しており、それがトヨタを最も縁遠いソフトバンクに向かわせたのだと思いますが、トヨタはその理由が未だにわかっていないのではないかとすら感じました。

投稿: 工場長 | 2018年10月 6日 (土) 10時02分


今、テレビの番組でこの提携のことを特集していますが、改めてすごいことなんだと思って見ています。

投稿: 総研 | 2018年10月10日 (水) 08時45分


総研さん

「羽鳥慎一モーニングショー」ですね。
コメントを頂き、すぐにテレビを付けました。(正確にはスマホでアクセスしました)

日本では日本1位のトヨタと2位のソフトバンクの提携と騒がれていますが、その二社がやろうとしている舞台は世界であり、世界一位はApple、二位はAmazon、トヨタは40位にすぎず、トヨタやソフトバンクがこれからやろうとしていることは、Google、Apple、Amazonともに数年前から取り組んでいることであり、技術も持っていることです。

片や、トヨタはもちろん、ソフトバンクも所詮、投資会社ですから、孫正義の時代を見る目の確かさは疑いようがないとしても、直接的に技術を持っているわけでもありません。

そして、番組でも、最も障害になるのが日本人のメンタル、それに伴う法規制をあげていましたが、最近やっと僅かな距離の公道の走行実験を行った日本に対して、アメリカはもちろん、中国でも市街地の公道を多くの自動走行車が日常的に走行し、全米売上一位になったテスラも、全世界で走行している全てのテスラ車の走行データをリアルタイムに収集し分析しているという、まるで何世代も違っているほどの差がある中で、今さら日本が追いつける要素があるのか、非常に疑問だというのが正直なところです。

さらに、私も様々な先進技術について話す時、日本人から受ける多くの質問が、あまりに枝葉末節なことで、途方に暮れることがよくあります。人間が交通事故で年間数千人の犠牲者を出すことを許容していても、機械の事故は絶対に許さない、その結果、年間数千人の犠牲のことは考えないことにするなど、日本人のメンタルは、先進技術の足を引っ張る要素が多く、番組でも指摘されていたように、日本のみならず、個人を大切にする民主主義社会より、個人より社会を優先する社会主義国=中国が圧倒的に有利であることも疑いようのない事実です。

女性のコメンテーターが「一度Uberに乗ると、その便利さは手放せないものであり、世界中に拡がるのは分かる」と言っていましたが、それが拡がらないのが日本です。単に頭の硬い官僚の作る法規制だけでなく、良くも悪くも日本人のメンタルが大きく影響しているのだという番組の指摘も、その通りだと思いました。

投稿: 工場長 | 2018年10月10日 (水) 09時37分

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テスラは車のエンジンをモーターに変えたということだと思いますが、
車体等その他の部分は自社製ですか。
エンジンorモーター:車体 のコスト比はどうなっているのでしょうか。
EVメーカーとして、急激に伸びてきたテスラも、
EVメーカーであるが故に、自壊していくように考えられますが、
いかがでしょうか。

てすらさん

テスラは自動車のエンジンをモーターに変えただけではありません。エンジンもミッションも必要なくなることで得られるものを最大限に活かした車づくりをし、自動車の製造だけではなく、自動車産業の構造そのもの、そしてその先は交通システムそのものを変えようとしています。

ドイツ勢もかなり頑張ってはいますが、それらのEVを見ると、エンジンをモーターに載せ替えただけのものが多く、そういう点でも、既存メーカーには期待し難いところがあります。

AppleのiPodが、単にウォークマンのカセットをメモリーにしただけではなく、音楽の流通形態から利用者の生活そのものまで変えていったように、テスラは販売やサービスの形態から社会インフラまで変えてきています。既存メーカーは、そうした点が足かせにもなっており、厳しい現実となっています。

更には、iPodからiPhoneが登場して、ガラケーが消滅していったように、交通システムそのものが根底から変わっていきます。その入り口のところで日本のメーカーは足踏みしているようにしかみえないのが残念です。

テスラの創業者のイーロンマスクは問題発言も多くCEOの座も追われるということです。かつてアップルから創業者のジョブズが追われて倒産の危機さえ迎えた状況と同じ様にならないでしょうか。

テラスさん

イーロン・マスクは社員が「社長は火星人です」と言うほどの変人であり、カリスマでもありますが、ジョブズというよりは本田宗一郎に近く、経営者というより人望のある技術者です。

ジョブズのようにテスラを追われるわけでもなく、イーロン・マスクがテスラのCEOでなくなったとしても、影響は少ないと思います。

会見をみました。20年前にソフトバンクがトヨタに近づいた時は当時の豊田章男課長がケンモホロロに断り、20年後にはその豊田章男氏が社長になっており、今度はトヨタがソフトバンクに頭を下げて資本面でもソフトバンクが優位になっているというところが時代を感じさせて面白いと思います。

多田さん

更に付け加えれば、これまでの流れで考えれば、トヨタが組み易いのは、まずau(KDDI)であり、次にdocomoのはずでしたが、最も縁遠く、しかも過去に拒絶した同じ人物がソフトバンクに頭を下げざるを得なかったことが、時代そして現在の状況の変化を表している象徴的なことだと思いました。

そして、それにも関わらず豊田章男社長のプレゼンは、あくまで「愛すべき自動車」から頭が切り替わっておらず、自動車を交通システムの一部品としかみなしていない孫正義社長とは対照的に見えました。

現在、先進的なモビリティ革命を進めている企業をみると、どこをみてもソフトバンクが登場しており、それがトヨタを最も縁遠いソフトバンクに向かわせたのだと思いますが、トヨタはその理由が未だにわかっていないのではないかとすら感じました。

今、テレビの番組でこの提携のことを特集していますが、改めてすごいことなんだと思って見ています。

総研さん

「羽鳥慎一モーニングショー」ですね。
コメントを頂き、すぐにテレビを付けました。(正確にはスマホでアクセスしました)

日本では日本1位のトヨタと2位のソフトバンクの提携と騒がれていますが、その二社がやろうとしている舞台は世界であり、世界一位はApple、二位はAmazon、トヨタは40位にすぎず、トヨタやソフトバンクがこれからやろうとしていることは、Google、Apple、Amazonともに数年前から取り組んでいることであり、技術も持っていることです。

片や、トヨタはもちろん、ソフトバンクも所詮、投資会社ですから、孫正義の時代を見る目の確かさは疑いようがないとしても、直接的に技術を持っているわけでもありません。

そして、番組でも、最も障害になるのが日本人のメンタル、それに伴う法規制をあげていましたが、最近やっと僅かな距離の公道の走行実験を行った日本に対して、アメリカはもちろん、中国でも市街地の公道を多くの自動走行車が日常的に走行し、全米売上一位になったテスラも、全世界で走行している全てのテスラ車の走行データをリアルタイムに収集し分析しているという、まるで何世代も違っているほどの差がある中で、今さら日本が追いつける要素があるのか、非常に疑問だというのが正直なところです。

さらに、私も様々な先進技術について話す時、日本人から受ける多くの質問が、あまりに枝葉末節なことで、途方に暮れることがよくあります。人間が交通事故で年間数千人の犠牲者を出すことを許容していても、機械の事故は絶対に許さない、その結果、年間数千人の犠牲のことは考えないことにするなど、日本人のメンタルは、先進技術の足を引っ張る要素が多く、番組でも指摘されていたように、日本のみならず、個人を大切にする民主主義社会より、個人より社会を優先する社会主義国=中国が圧倒的に有利であることも疑いようのない事実です。

女性のコメンテーターが「一度Uberに乗ると、その便利さは手放せないものであり、世界中に拡がるのは分かる」と言っていましたが、それが拡がらないのが日本です。単に頭の硬い官僚の作る法規制だけでなく、良くも悪くも日本人のメンタルが大きく影響しているのだという番組の指摘も、その通りだと思いました。

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