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2018年9月13日 (木)

北海道の大停電も人災

北海道で地震による大規模な停電=ブラックアウトが起きたのも、明らかな人災です。

ブラックアウトについて、テレビなどで「専門家」と称する人たちの解説を聞くと「嘘ではない」と言い逃れられる と本人たちは思っているのか、都合よく編集されているのか分かりませんが、明らかな怠慢や過失を自然災害のように報ずることは、私には、視聴者を騙しているとしか思えませんでした。

Blackout

酷いものには「泊原発」さえ稼働していればブラックアウトは起きなかった、と言う人までいます。

もちろん、いずれも大きな間違いです。

まず、発電所が停止する、というのは、原因が何であれ、想定内のことです。その原因が自然災害であれば、一箇所にある全ての発電所は当然、その周囲にある発電所も停止するというのは当然の成り行きです。

その想定内の事態で、北海道全域がブラックアウトするということは、電力会社として許されるようなことではありません。

その「安定供給」という目的のために、日本では、電力会社だけが未だに戦時体制である地域独占が許され、総括原価方式という資本主義社会とは思えない厚遇を受けているわけです。

中国電力も2011年の東日本大震災の後、全ての原発が停まる中で、大規模な火力発電所がトラブルで停まりましたが、ブラックアウトはもちろんのこと、停電もないどころか、関西電力への電力融通も停めることなく続けていました。

今回、北海道電力がブラックアウトを起こしたということは、電力会社の怠慢の結果としか言えません。

また、原発はもともと脆弱な電源です。中国電力の大規模火力発電所もトラブルから数日で再稼働しましたし、これは北海道でも同様に考えられています。これに対して一度停まると何ヶ月も何年も稼働できないほど脆弱な原発はあてにできるような電源ではありません。

火力発電所が事故を起こしても、誰も避難する人はいません。どこも汚染しません。近隣にも近県にも、ましてや海外にまで迷惑をかけることはありません。しかも数日で修理を終えて再稼働します。

ところが、原発は過酷事故となると、数日どころか、数十年でも収束しないほどの被害、下手をすると人類の将来に大きな影響を及ぼすほどの被害をおよぼします。

それから「専門家」と称する人の中には「福島で爆発した原発はBWR(沸騰水型炉)で、北海道の泊発電所はPWR(加圧水型炉)なので安全だ」と言う人もいますが、どちらも軽水炉であり「固有安全性」があると言われていた原子炉です。確かに爆発した福島原発で採用されていたマーク1型の格納容器の構造は以前から、その危険性を指摘され、その結果、追加されたのがベントです。しかし、軽水炉だから「固有安全性がある」ということが誤りであったことは、福島の原発が証明しました。

福島では「絶対に起こらない」とされていたメルトダウンが起きたために、原子炉の爆発までには至りませんでしたが、もしメルトダウンしていなければ原子炉自体が爆発し、東日本どころか、北半球までが人間の住めない地域になった可能性すらあったわけです。そして、より「安全」とされるPWR(加圧水型炉)の方が、原子炉の底に穴がないため、メルトダウンし難く、原子炉自体が爆発する可能性は高いと考えられます。

福島原発の三号機が爆発した時、音速を超える衝撃波が伝わったことが観測されています。この音速を超える衝撃波に耐えられる原子炉はありません。そういう設計なのです。

このように専門家や、学者、技術者という看板を背負った人までが平気で嘘をつく日本の状況に、とても危ういものを感じます。

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北海道電力は、こうした事態に備え、大型の火力発電所を建設中だったと報じられています。それが間に合わなかっただけで、ある程度はやむを得ないブラックアウトだったのではないでしょうか。北海道電力も被災者であるように思いますし、現在も復旧に全力をあげています。そこにムチ打つような言い方はいかがなものでしょうか。

投稿: 被災者応援団 | 2018年9月14日 (金) 23時55分


被災者応援団さん

もう少し具体的に説明します。

簡単に言えば、ブラックアウトは電力の需給バランスが大きく崩れることで起こります。北海道電力の系統は東と西で大きく分けられているので、今回のように西の発電所が停止した場合、札幌や函館を強制的に停止させて、釧路、帯広などの電力は生かしておけば、北海道全体がブラックアウトすることはなかったはずです。

実際に、電力需要の少ない朝8時までは電力は保てたわけですから、それらの対策の時間は十分にありました。

東京電力でさえ、東日本大震災の時は、一部地域を停電にして、域内全域の発電所が停止するブラックアウトは防いでいます。

さらに書けば、これでもし出力の調整のできない原発が稼働していれば、今回の地震の様な場合、逆に供給過剰となり、ブラックアウトする可能性もあります。

福島で原発の過酷事故を起こした東京電力さえできた危機管理=非常時の対応すらできない北海道電力に原発を扱わせるなど、とんでもないことです。

投稿: 工場長 | 2018年9月15日 (土) 07時18分


こういうことがあるので、電気自動車は不安です。

投稿: 川本 | 2018年9月15日 (土) 17時49分


川本さん

大規模災害時も強いのが電気自動車です。
東北大震災の時も被災地で電気自動車が活躍しました。

電気自動車は電車のように直接に電力を供給されているわけではありませんから、停電になってもすぐに走れなくなるわけではありません。それどころか2−3日分の電力なら供給もできるので、停電中も、その電力で生活することすら可能です。

大規模な災害の場合、交通インフラの被災でガソリンは不足し、その回復に比べると、電力の回復の方が遥かに早く、ガソリン車より電気自動車の方が、ずっと役に立ちます。

ちなみに、テスラの場合、大型ハリケーンが近づくと、充電設備は無料化され、自動車のバッテリー容量も上がります(走行距離が伸びるのです)。電気だから出来ることです。

投稿: 工場長 | 2018年9月15日 (土) 18時02分


北海道電力の怠慢ですね。
電線網は、光ケーブルでも繋がっていて、電線系統をほとんど遠隔管理されているはずです。
だから、停電しても昔のように作業員が電柱を回ってスイッチを操作する必要がなく、短時間で停電は回復します。
だから、重大事故を想定してさえいれば、大規模な発電所が緊急停止しても、電線網を管理すれば、一部地域の停電だけですみ、他の発電所への影響はほとんどなかったでしょう。
そして大きな問題は、一般への電力供給でなく、原発への電力供給を最優先しなければならなかったのに、そのシステムさえなかった。
原発を支えている発電所は、原発から遠く離れているのが多いようですが、もしその送電線も被害にあったら最悪ですね。
中国電力の島根原発の2号炉と3号炉のバックアップ電源は岡山の山奥だったと思います。
そして上関は、柳生のLNG発電所だと思います。その上関は原発予定地までの島の中の新しい道路は、大規模な地震や大雨で崩壊する可能性が高い場所に建設されてます。
それに、今回の大地震は、活断層のない場所で起きました。
原発の安全審査を見直す必要があります。しかしながら原発の直下で同じような大地震があれば、どの原発も簡単に壊れるでしょうね。
あれだけの山を破壊した衝撃波は、どんな原爆でも出せれないエネルギーですからね。

投稿: やんじ | 2018年9月17日 (月) 16時29分


やんじさん

本当にその通りです。

東日本大震災の後、アメリカの政府系シンクタンクのレポートの中に、日本では小規模発電所を多く作る方が、安全で安定しコストも安くなる、というものがありました。原発の再稼働は地球規模のリスクであるだけでなく、日本の電力を不安定に高コストにもするものです。

投稿: 工場長 | 2018年9月19日 (水) 16時26分


ネットでは、危機管理の専門家や原発に詳しい専門家が、泊原発さえ動いていればブラックアウトはしなかったと言っていますよ。

投稿: 被災者応援団 | 2018年9月20日 (木) 16時06分


被災者応援団さん

確かにネットには、乾電池と発電所=送電網の違いすら分からないナンチャッテ専門家が多いようです。

交流の送電網は直流のように単純なバランスではなく、かなり微妙な調整能力を必要としますが、もともと北海道は産炭地のため出力変動調整能力の低い石炭火力発電所が多く、ブラックアウトのリスクの高い地域であるにも関わらず、負荷追従運転の全くできない原発に経営資源を使うという経営判断が今回のブラックアウトを招いたものです。

また、今尚、再稼働できない=先進国では当り前の多重防護の第5層がないという甘い基準の審査にすら通らないのは、多くの理由=問題があり、車検には取らなかったが運転してれば、という仮定そのものが無茶苦茶ですが、仮に運転していたとすれば、ブラックアウトの可能性は大きくなっても小さくなる理由はありませんでした。

さらに、原発は外部電源を必要とするもので、福島の原発が爆発した原因も外部電源の喪失ですが、北海道の柏原発でも、地震による外部電源の喪失は起こっています。

その場合、大惨事に至るまでの時間的余裕は、稼働時と停止時では全く違い「審査に通らない原発を稼働させていれば」などという発言は以下に無知で危険なものか、少し勉強すれば分かることです。そして、その少しの勉強すら怠っている「専門家」と称する人たちが如何にいい加減であるかということも分かります。

投稿: 工場長 | 2018年9月20日 (木) 16時35分

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コメント

北海道電力は、こうした事態に備え、大型の火力発電所を建設中だったと報じられています。それが間に合わなかっただけで、ある程度はやむを得ないブラックアウトだったのではないでしょうか。北海道電力も被災者であるように思いますし、現在も復旧に全力をあげています。そこにムチ打つような言い方はいかがなものでしょうか。

被災者応援団さん

もう少し具体的に説明します。

簡単に言えば、ブラックアウトは電力の需給バランスが大きく崩れることで起こります。北海道電力の系統は東と西で大きく分けられているので、今回のように西の発電所が停止した場合、札幌や函館を強制的に停止させて、釧路、帯広などの電力は生かしておけば、北海道全体がブラックアウトすることはなかったはずです。

実際に、電力需要の少ない朝8時までは電力は保てたわけですから、それらの対策の時間は十分にありました。

東京電力でさえ、東日本大震災の時は、一部地域を停電にして、域内全域の発電所が停止するブラックアウトは防いでいます。

さらに書けば、これでもし出力の調整のできない原発が稼働していれば、今回の地震の様な場合、逆に供給過剰となり、ブラックアウトする可能性もあります。

福島で原発の過酷事故を起こした東京電力さえできた危機管理=非常時の対応すらできない北海道電力に原発を扱わせるなど、とんでもないことです。

こういうことがあるので、電気自動車は不安です。

川本さん

大規模災害時も強いのが電気自動車です。
東北大震災の時も被災地で電気自動車が活躍しました。

電気自動車は電車のように直接に電力を供給されているわけではありませんから、停電になってもすぐに走れなくなるわけではありません。それどころか2−3日分の電力なら供給もできるので、停電中も、その電力で生活することすら可能です。

大規模な災害の場合、交通インフラの被災でガソリンは不足し、その回復に比べると、電力の回復の方が遥かに早く、ガソリン車より電気自動車の方が、ずっと役に立ちます。

ちなみに、テスラの場合、大型ハリケーンが近づくと、充電設備は無料化され、自動車のバッテリー容量も上がります(走行距離が伸びるのです)。電気だから出来ることです。

北海道電力の怠慢ですね。
電線網は、光ケーブルでも繋がっていて、電線系統をほとんど遠隔管理されているはずです。
だから、停電しても昔のように作業員が電柱を回ってスイッチを操作する必要がなく、短時間で停電は回復します。
だから、重大事故を想定してさえいれば、大規模な発電所が緊急停止しても、電線網を管理すれば、一部地域の停電だけですみ、他の発電所への影響はほとんどなかったでしょう。
そして大きな問題は、一般への電力供給でなく、原発への電力供給を最優先しなければならなかったのに、そのシステムさえなかった。
原発を支えている発電所は、原発から遠く離れているのが多いようですが、もしその送電線も被害にあったら最悪ですね。
中国電力の島根原発の2号炉と3号炉のバックアップ電源は岡山の山奥だったと思います。
そして上関は、柳生のLNG発電所だと思います。その上関は原発予定地までの島の中の新しい道路は、大規模な地震や大雨で崩壊する可能性が高い場所に建設されてます。
それに、今回の大地震は、活断層のない場所で起きました。
原発の安全審査を見直す必要があります。しかしながら原発の直下で同じような大地震があれば、どの原発も簡単に壊れるでしょうね。
あれだけの山を破壊した衝撃波は、どんな原爆でも出せれないエネルギーですからね。

やんじさん

本当にその通りです。

東日本大震災の後、アメリカの政府系シンクタンクのレポートの中に、日本では小規模発電所を多く作る方が、安全で安定しコストも安くなる、というものがありました。原発の再稼働は地球規模のリスクであるだけでなく、日本の電力を不安定に高コストにもするものです。

ネットでは、危機管理の専門家や原発に詳しい専門家が、泊原発さえ動いていればブラックアウトはしなかったと言っていますよ。

被災者応援団さん

確かにネットには、乾電池と発電所=送電網の違いすら分からないナンチャッテ専門家が多いようです。

交流の送電網は直流のように単純なバランスではなく、かなり微妙な調整能力を必要としますが、もともと北海道は産炭地のため出力変動調整能力の低い石炭火力発電所が多く、ブラックアウトのリスクの高い地域であるにも関わらず、負荷追従運転の全くできない原発に経営資源を使うという経営判断が今回のブラックアウトを招いたものです。

また、今尚、再稼働できない=先進国では当り前の多重防護の第5層がないという甘い基準の審査にすら通らないのは、多くの理由=問題があり、車検には取らなかったが運転してれば、という仮定そのものが無茶苦茶ですが、仮に運転していたとすれば、ブラックアウトの可能性は大きくなっても小さくなる理由はありませんでした。

さらに、原発は外部電源を必要とするもので、福島の原発が爆発した原因も外部電源の喪失ですが、北海道の柏原発でも、地震による外部電源の喪失は起こっています。

その場合、大惨事に至るまでの時間的余裕は、稼働時と停止時では全く違い「審査に通らない原発を稼働させていれば」などという発言は以下に無知で危険なものか、少し勉強すれば分かることです。そして、その少しの勉強すら怠っている「専門家」と称する人たちが如何にいい加減であるかということも分かります。

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