真備町死者の9割が自宅で、ほとんどが1階で見つかる
今回の西日本豪雨での被害はかなり広域であったことと、広島県では約5000カ所もの土砂崩れが起こったということに特徴があるようだが、
もう1つ、@nifty ニュースによれば、岡山県真備町の洪水では
「死亡したのは男性22人、女性29人の計51人。
検視の結果、死因の9割以上は溺死だった。
自宅で遺体が見つかったのは全体の9割にあたる45人前後。
65歳以上の高齢者が45人と9割近くに上り、
多くが1階で亡くなっており、2階建て以上の家に住んでいて上階へ避難できれば助かったケースも少なくなかったはずだ」
ということが挙げられるだろう。
この真備町のケースからみれば、垂直避難もかなり有効であったもといえるだろうが、
それだけでなく、家の建設する際、老人は足が不自由だからとして、1階だけで生活できるようにしていたことも、却って仇となっただろうこととも考えられる。
それなら、
高齢者対応の住宅用エレベーターを設置するというのも1案だが、それはそう簡単なことではない。
そうであれば、なおのこと、地域の人たちが協力して「逃げ地図」を作ることの方が、
コミュニティのあり方も考えていくことにもなり、より好ましいことのように思えるが。
元安川
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知人がオーストラリアに住んでいましたが、洪水の多いその地域では、殆どの家は二階に玄関があり、二階での生活が基本、ということでした。
基本的には平坦な土地の広がる地域で、夏には洪水どころか乾燥して地割れするような場所だそうですが、何年に一度か何十年に一度かの災害に備えてあるようでした。知人が住んでいたのは築70年と言っていましたから、かなり昔からそうなっていたようです。
投稿: 工場長 | 2018年7月25日 (水) 14時09分
工場長さま
オーストラリアで2階に玄関があるのですか。
初めて聞きました。
まあいずれにしろ、便利な住宅というだけでなく、
安全な住宅というのが、これからの時代のテーマになりそうですね。
投稿: 元安川 | 2018年7月25日 (水) 17時11分
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知人がオーストラリアに住んでいましたが、洪水の多いその地域では、殆どの家は二階に玄関があり、二階での生活が基本、ということでした。
基本的には平坦な土地の広がる地域で、夏には洪水どころか乾燥して地割れするような場所だそうですが、何年に一度か何十年に一度かの災害に備えてあるようでした。知人が住んでいたのは築70年と言っていましたから、かなり昔からそうなっていたようです。
投稿: 工場長 | 2018年7月25日 (水) 14時09分
工場長さま
オーストラリアで2階に玄関があるのですか。
初めて聞きました。
まあいずれにしろ、便利な住宅というだけでなく、
安全な住宅というのが、これからの時代のテーマになりそうですね。
投稿: 元安川 | 2018年7月25日 (水) 17時11分