地盤調査もデジタル化!
実家の隣の家が、
息子さん家族と同居するとのことで、今住んでいるいる家を解体し、
2世帯住宅として建て直すのだという。
まだ建ってから30年くらいしか経っていないのに壊すというのだから、もったいない。
別の知人は、建ってから15年程度の家を壊して、
やはり2世帯住宅として建て直したといっていた。
日本の住宅の寿命は平均26年といわれている。
それはもったいないからと100年住宅を政府は推奨しているが、
案外26年程度で壊して建て直すというのは、
住み方の変化に対応するだけでなく、
経済成長を促すことにもなり、
案外理に適っていることかもしれない。
?
今では、建て直すに当たって、地盤の強度調査が義務付けられるようになったとのことで、
その調査をしているというのだ。
地盤調査といえば、大きな機械を持ってきて、ボーリング調査をしていたように思うが、
木造 住宅の場合は、もっと簡単に、
スウェ-デン式サウンディング試験という、
先端が錐の先になたような鉄棒を地面にねじ込み、25cmねじ込む のに何回転させたかの抵抗値で、地盤の強度を測定するのだという。
鉄棒をねじ込む機器、記録測定器、どこで測定したかのGPS器、それに発電機
等の機器1式は、キャタピラのついた1m四方程度小さな台車に載せて移動することができるようになっている。
測定結果は即ブルートゥースで、担当者のスマホに送られ、
スマホから本社に送られるのだという。
改竄は不可能だという。
操作はたった1人で、できるようになっている。
設計者も工務店も発注者も、
調査結果は、紙ではなく、すべてデータでもらうようにしているという。
地盤調査も完全にデジタル化されているというわけだ。
木造住宅を建てるには4ポイントの測定が必要だというが、
それもほぼ半日で終わった。
彼はこれからもう1カ所いくのだといっていた。
建設関係の技術のデジタル化は、凄まじいスピードで進歩している。
建設工事関係者が少なって困るといっていたが、
これなら力のない女性でも、高齢者でもできる。
元安川
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地盤調査といえば、平板載荷試験を思い出します。
地盤強度を調査するのですが、この試験だけの数値では本当の地盤強度は得られないことを知って置かねばなりませんね。
平板の直径はたいてい30cmですが、それでわかるのは1mの深度までの強度だったと思います。
ボーリング調査結果も必要です。もし少し深い場所に柔らかい層があったら、大きな建物は沈下しますからね。実際にそのようになったのを建設現場責任者から聞きました。
この地盤調査も25cmの深さまでの強度調査だと知っていないと、もし二世帯住宅で3階建て以上とか重いコンクリート作りだと、木造2階建てで安全だった地盤も、もしかしたら不安定な地盤になるかもしれませんからね。
投稿: やんじ | 2018年3月19日 (月) 09時57分
やんじさま
お詳しいですね。
平板載荷試験という方式もあるのですか。
建設業関係の技術も日々進歩しているのですね。
宮大工等に受け継がれている職人芸的技術と、
こうした新しい技術の組み合わせがあるところが、面白いですね。
投稿: 元安川 | 2018年3月19日 (月) 13時23分
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地盤調査といえば、平板載荷試験を思い出します。
地盤強度を調査するのですが、この試験だけの数値では本当の地盤強度は得られないことを知って置かねばなりませんね。
平板の直径はたいてい30cmですが、それでわかるのは1mの深度までの強度だったと思います。
ボーリング調査結果も必要です。もし少し深い場所に柔らかい層があったら、大きな建物は沈下しますからね。実際にそのようになったのを建設現場責任者から聞きました。
この地盤調査も25cmの深さまでの強度調査だと知っていないと、もし二世帯住宅で3階建て以上とか重いコンクリート作りだと、木造2階建てで安全だった地盤も、もしかしたら不安定な地盤になるかもしれませんからね。
投稿: やんじ | 2018年3月19日 (月) 09時57分
やんじさま
お詳しいですね。
平板載荷試験という方式もあるのですか。
建設業関係の技術も日々進歩しているのですね。
宮大工等に受け継がれている職人芸的技術と、
こうした新しい技術の組み合わせがあるところが、面白いですね。
投稿: 元安川 | 2018年3月19日 (月) 13時23分