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2018年3月 2日 (金)

数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う

「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」という言葉があります。

例えば、表現の問題では、この冬季オリンピックで使われた「過去最高のメダル数」も、競技数の増加からすると、必ずしも「最高」といえるかどうかは微妙ですし、同様に災害時によく使われる「かつて経験のない」とか「観測史上最大」という表現も、人類の何十万年もの歴史どころか千年くらいの中でも頻繁に起きていることも少なくなく、単に20年前からのアメダスの観測史上だったりします。

あるいは、相関関係では、現実に相関因子が1つだけということは現実にはないことですが、それを複雑に絡む原因の影響を統計学的に処理せずに、小学生の作るようなグラフでは、ポリオの原因がアイスクリームになったり、原因と結果を取り違えるようなことまで起こります。

また、アンケートで、よく引き合いに出されるのは米国の銃規制の問題ですが、
銃規制に賛成する側の作るデータでは、米国民の3/4が銃規制に賛成し、
銃規制に反対する側の作るデータでは、米国民の3/4が銃規制に反対になり、
要するに、質問の仕方や回答の選択肢などで、簡単に操作されてしまうということになります。

それにしても、今、国会で問題になっている、裁量労働制に関する議論で持ち出されたデータは杜撰過ぎました。

一日の残業時間が24時間を超えるようなあり得ないデータが何百件も発見されたということですが、私が30年前に作ったようなパソコンのプログラムでさえも、そんなことは起こりえません。当然、異常値として入力できないのが当たり前ですし、処理の時にも当然にチェックされます。

さらに、統計的に平均値などを求める場合は、ありえる値であっても、極端な値は排除する、ということも基本中の基本です。

この裁量労働制についての議論は、どちらも論点がずれているように感じていますが、一体、政府がこの調査にどれほどの税金を使ったのか分からないものの、これほど杜撰な資料が出来くること事態が大きな問題です。

これが政府の答弁通り「わざとじゃない」とすれば、それこそ大問題で、政府のデータは全て信用できない、ということになります。

ただ、世の中には裏の裏があるものです。
この国会で、もっと本質的な議論が行われず、このデータ不備のことばかりが報道され、野党の質問が重箱の隅をつつくようにしか見えず、挙句に法案が成立したとすると、見事な作戦です。

日本の官僚は一流大学を出た優秀な頭脳の持ち主が集まっています。まさか小学生のような間違いをするとは思えません。きっと考え抜かれた作戦に違いないと思うわけです。

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Y=aX1+bX2+cX3・・・
というように、説明変数はいくらでも増やしたり、減らしたり、差し替え可能ですからね。
都合のいいように、選択できます。
数字を操る人ほど信用ができないというのは確かですね。
でもデジタル社会はその数字で成り立っているというのが、また厄介ですね。

投稿: ヘンスウ | 2018年3月 2日 (金) 14時36分


ヘンスウさん

そこで、秋葉市長時代に作られた広島型教育の「言語・数理運用科」のような科目が必要になってくるのだと思います。

投稿: 工場長 | 2018年3月 3日 (土) 09時27分


世論調査も似たようなものですね。質問を曖昧にすれば答えを誘導できますからね。
今回の数字は、官僚の巧妙な罠というより、独裁政権になればなるほど、世の中に貧富の差が生まれるように、官僚の世界にも優遇されるものとそうじゃなくなる者の差が大きくなるのではないでしょうか。
官僚の出世の道が独裁者により限られたなら、当然に反逆する人が出てくるのかなと思います。「私より劣るあんな奴が出世して」と思う官僚も少なくないでしょうね。

投稿: やんじ | 2018年3月 3日 (土) 14時47分


やんじさん

廃棄した(隠しておいた)はずの資料が出てきたりするのは、そういうことなのかも知れませんね。

投稿: 工場長 | 2018年3月 3日 (土) 15時24分

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

Y=aX1+bX2+cX3・・・
というように、説明変数はいくらでも増やしたり、減らしたり、差し替え可能ですからね。
都合のいいように、選択できます。
数字を操る人ほど信用ができないというのは確かですね。
でもデジタル社会はその数字で成り立っているというのが、また厄介ですね。

ヘンスウさん

そこで、秋葉市長時代に作られた広島型教育の「言語・数理運用科」のような科目が必要になってくるのだと思います。

世論調査も似たようなものですね。質問を曖昧にすれば答えを誘導できますからね。
今回の数字は、官僚の巧妙な罠というより、独裁政権になればなるほど、世の中に貧富の差が生まれるように、官僚の世界にも優遇されるものとそうじゃなくなる者の差が大きくなるのではないでしょうか。
官僚の出世の道が独裁者により限られたなら、当然に反逆する人が出てくるのかなと思います。「私より劣るあんな奴が出世して」と思う官僚も少なくないでしょうね。

やんじさん

廃棄した(隠しておいた)はずの資料が出てきたりするのは、そういうことなのかも知れませんね。

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