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2018年1月31日 (水)

選択肢のない国産EV

小さくてもパワーがあり、殆どの走行をワンペダルでできて、わざわざ燃料を入れに行く必要もない、そんな便利な自動車=EV(電気自動車)に乗ると、一気に9000回転まで吹き上がるロータリーエンジンでもトロイと感じますし、停止はもちろん減速にもいちいちペダルを踏み変えなければならず、電気代に比べると桁違いに高価なガソリンを入れなければ走らないような自動車には乗りたくなくなるものです。しかも、そのガソリン代の多くが、何兆円も気前よく海外にバラまくような政府に納めるとなれば尚更です。

もはや我が家のマイカーにモーター駆動以外の自動車はあり得ません。

既に5年乗っている三菱のアイミーブは、もともと妻用に買ったものでした。いずれは蒸気機関車が電車→新幹線になったように、自動車もEVが本流になるであろうから、試しに乗ってみようということでEVを買うことにしたものの、当時一般に販売されているEVは日産のリーフと三菱のアイミーブのみでした。

他には、法人専用としてマツダのデミオEVやホンダのフィットEVもあり、それぞれ試乗した結果、走りに関してはデミオEVが抜群で、マツダの担当者も「これに乗るとロータリーエンジンのスポーツカーですら物足りなくなる」というほどのものでしたが、個人への販売はしていませんでした。また、販売形態だけであれば、そこは何とかなる方法もありましたが、100台しか作らないという生産台数に妻が拒否反応を示し、結局、妻にとってはリーフは大きすぎ、アイミーブは小さすぎるが、ドライバーという立場では大は小を兼ねるということにはならず、アイミーブを購入することになったわけです。

更に、私もアイミーブでもいいかと思ったのは、リーフだと補助金の関係で5年は乗る必要があり、アイミーブだと4年でいいということがありました。当時は100万円近い補助金でしたから、これは無視できませんでした。

いずれにしても、4年もあれば、マツダやホンダは当然、自動車メーカー各社、そして自動車メーカー以外からもぞくぞくとEVが発売されるから、そこで改めて選べば良いと考えていました。その間、妻はアイミーブ、私はプリウスと思っていたわけです。

ところが、周知の通り、4年後の日本では、EVがぞくぞく出るどころか、マツダもホンダも撤退し、アイミーブもマイナーチェンジすら行われないという状況でした。

その間、妻も私もEVの軽自動車の便利さと楽な運転に慣れてしまい、私はプリウスは定期点検と車検、そして年に一度か二度の長距離ドライブにしか使わなくなりました。それなら長距離ドライブはレンタカーで、もっとしっかりして乗り心地の良い中型セダンの方が良いと考え、二人が同時に足として使いたい時には私が歩いて3分のところにあるカーシェアリングを使うことにして、プリウスは手放しました。カーシェアリングならガソリンを入れる必要はありません。

街を走るには、殆どアクセルだけで走れ、パワーもあり、燃料の補給にわざわざガソリンスタンドに出向く必要もないEVが最高ですし、妻も私も運転手なので、車体は小さい方が楽です。

また、長距離ドライブは乗り心地の良いマークXなどの中型セダンをレンタルするものの、旅行先では日産リーフをレンタルしたり、1日から数日の試乗として三菱のアウトランダーPHEV、BMWのi3、日産e-Powerなどのモーター駆動車に乗り、最近では記事にも書いたようにテスラの自動運転にも乗ってみました

ただ、BMWのi3もテスラのモデル3も10年前なら買いましたが、今や自宅で1台だけ所有するクルマとしては、もっと小さなものがよく、それがルノーやフィアットのEVなのですが、残念ながら右ハンドルがありません。

若い頃は左ハンドルのスポーツカーに乗っていたこともありますが、妻には無理ですし、私も自動運転ならともかく、この歳になって日本で左ハンドルの自動車を運転する自信はありません。

とにかく今の我が家では、マイカーはEVでコンパクトなもの、という条件は外せません。しかし、国産では今乗っているアイミーブが唯一であり、欧州車には右ハンドルのコンパクトなEVがありません。

情報としては日産が、まるでアイミーブをモデルチェンジしたようなコンパクトEVを出すと言われていますが、その頃には、部屋の中で声を出しさえすれば配車されるライドシェアやUberの無人タクシーを使い、もう自分で運転することもなくなっているような気もします。

Ev

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外国も含めてEV車を作っているメーカーは、カーシェアリングに提供したら、その良さを実感できる人も増えて、自動車メーカーに要望する人が増えるかもしれませんね。
EV車はバッテリーの寿命がありますが、バッテリー充電でなく、電池のように交換できるようになれば、バッテリースタンド?で交換さえすれば充電時間を考えずに長距離運転できそうに思います。

投稿: やんじ | 2018年1月31日 (水) 09時51分


やんじさん

今、EV車でトップになっている中国では圧倒的にカーシェアリングの需要が多いようです。充電スタンドも日本のように1台か2台、せいぜい5台くらいというのではなく、10台以上ずらりと並んでいるところが多いようです。

以前、ブログにも書いたように思いますが、三菱は販促策としてEVのワンコインレンタル=500円で保険も燃料費も込みというキャンペーンをやっていましたが、なかなか成果に繋がらなかったようです。一方、日産のe-Powerでは、YouTubeの力が大きく、試乗した人の多くが、モーター駆動の素晴らしさを伝え、それで非常によく売れているようです。

バッテリー交換式については既に中国製のバイクなどがそうなっていますが、自動車については、コストと安全の兼ね合いで微妙なところですし、環境や交換手順にもよりますが、自宅や買い物のついでに充電する方が、そのためにわざわざバッテリー交換スタンドなどに出向くより楽だとも思います。

ちなみに海外では走りながら充電できるような道路も作られていますし、スマホの無線充電のように、駐車中に無線充電する方式も実用化されていますので、もしかするとこちらの方が本命になるかも知れません。

投稿: 工場長 | 2018年1月31日 (水) 10時09分


今は、婿さんに譲ってもらったプリウスに乗っていますが、
次は軽のアイミーブにしようかなと思っています。
数年後には、
もっといいEVが出ていますかね。

投稿: 元安川 | 2018年1月31日 (水) 12時03分


元安川さん

私の頭の中では、数年後と言えば、既に人間が運転をするような時代ではないようにも思いますが、少なくとも数年後にガソリン車の販売を禁止する国はありますし、国産メーカーでも選択肢は広がっているはずですし、そうでなければガラケーのように日本車は姿を消すことになるのではないでしょうか。

投稿: 工場長 | 2018年1月31日 (水) 22時49分

充電について更に補足しておきますと、トヨタは全固体電池の実用化を目指していますが、テスラやポルシェは超急速充電を完成させており、日本国内にもテスラの超急速充電器の設置が進んでいます。

ポルシェの超急速充電は充電1分あたり33キロの走行が可能です。

それからEVに5年乗って最も想定外だったのはバッテリーの劣化が殆どないということです。これは東芝製のバッテリーを使っているアイミーブユーザーが異口同音に言っていることで、同じアイミーブでもユアサ製のバッテリーはそれなりに劣化しているようです。

投稿: 工場長 | 2018年2月 1日 (木) 08時05分

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コメント

外国も含めてEV車を作っているメーカーは、カーシェアリングに提供したら、その良さを実感できる人も増えて、自動車メーカーに要望する人が増えるかもしれませんね。
EV車はバッテリーの寿命がありますが、バッテリー充電でなく、電池のように交換できるようになれば、バッテリースタンド?で交換さえすれば充電時間を考えずに長距離運転できそうに思います。

やんじさん

今、EV車でトップになっている中国では圧倒的にカーシェアリングの需要が多いようです。充電スタンドも日本のように1台か2台、せいぜい5台くらいというのではなく、10台以上ずらりと並んでいるところが多いようです。

以前、ブログにも書いたように思いますが、三菱は販促策としてEVのワンコインレンタル=500円で保険も燃料費も込みというキャンペーンをやっていましたが、なかなか成果に繋がらなかったようです。一方、日産のe-Powerでは、YouTubeの力が大きく、試乗した人の多くが、モーター駆動の素晴らしさを伝え、それで非常によく売れているようです。

バッテリー交換式については既に中国製のバイクなどがそうなっていますが、自動車については、コストと安全の兼ね合いで微妙なところですし、環境や交換手順にもよりますが、自宅や買い物のついでに充電する方が、そのためにわざわざバッテリー交換スタンドなどに出向くより楽だとも思います。

ちなみに海外では走りながら充電できるような道路も作られていますし、スマホの無線充電のように、駐車中に無線充電する方式も実用化されていますので、もしかするとこちらの方が本命になるかも知れません。

今は、婿さんに譲ってもらったプリウスに乗っていますが、
次は軽のアイミーブにしようかなと思っています。
数年後には、
もっといいEVが出ていますかね。

元安川さん

私の頭の中では、数年後と言えば、既に人間が運転をするような時代ではないようにも思いますが、少なくとも数年後にガソリン車の販売を禁止する国はありますし、国産メーカーでも選択肢は広がっているはずですし、そうでなければガラケーのように日本車は姿を消すことになるのではないでしょうか。

充電について更に補足しておきますと、トヨタは全固体電池の実用化を目指していますが、テスラやポルシェは超急速充電を完成させており、日本国内にもテスラの超急速充電器の設置が進んでいます。

ポルシェの超急速充電は充電1分あたり33キロの走行が可能です。

それからEVに5年乗って最も想定外だったのはバッテリーの劣化が殆どないということです。これは東芝製のバッテリーを使っているアイミーブユーザーが異口同音に言っていることで、同じアイミーブでもユアサ製のバッテリーはそれなりに劣化しているようです。

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