脱原発どころか100%再生可能エネルギーという現実
なんと、この世界には、安定した電源を確保するために、最も脆弱で不安定で危険で高コストの原発に頼ろうとしているトンデモナイ国がありますが、合理的思考と革新性で経済的にも世界の頂点に立つApple社は、本社や工場の電力だけでなく、全世界のビジネス活動で使う電力をすべて再生可能エネルギーへと転換しようとしており、その進捗は既に96%になっていると伝えられています。
先月、発表され既に発売された iPhone 8 は高い処理能力と同時に高い省エネ性能も兼ね備えており、Appleは毎年2億台以上販売される一つの製品だけで全世界の莫大な消費電力を節約できますが、その発表が行われたApple本社の新社屋「Apple Park」の屋根にはソーラーパネルが敷き詰められ、蓄電設備もあり、電力全てが再生可能エネルギーでまかなわれます。
Apple社のこうした取り組みは、自社内にとどまらず、世界各国にある Apple Store や現地法人のオフィスはもちろんのこと、電力供給が勝負とされるデータセンター、さらには委託製造先で利用する電力に至るまで、Appleが関わる全てのエネルギーを再生可能エネルギーへ転換することを目指しています。
この取組みは冒頭であげたトンデモナイ国に対しても例外ではありません。
Appleは、日本の都市部の300のビルの屋上にソーラーパネルを設置し、日本国内のオフィス、研究開発拠点、リテールストアなどで用いられる電力全てをまかないます。そして、日本にあるAppleに部品を供給している企業も再生可能エネルギー化を進めています。
Appleは自社が直接関わる活動の範囲内だけではなく、委託製造先も含め、Appleが関わる全ての企業で「再生可能エネルギー100%」を目指しています。これが合理性と革新性で世界一になった企業の姿勢であり、リアル=現実です。
それに対し、唯一の戦争被爆国であり、原発事故で甚大な被害を出した国の政府は一体何をしているのでしょうか。目の前で起きていることを、いつまでも実現できない夢だとか困難な理想だとか思っているのでしょうか。
http://kokoro2016.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-f411.html
« 相続と庭木 | トップページ | Made in バングラデシュ »
「電力問題」カテゴリの記事
- ペロブスカイト太陽電池の開発❗️(2023.09.14)
- 防災グッズ・携帯手回し充電ラジオライト(2023.06.30)
- 日本には強い地震に耐えられる原発は一つもない !(2021.04.17)
- 大飯原発の取り消し判決(2020.12.30)
- 公園の外灯(2020.07.13)
コメント