月が落ちてくる?
北朝鮮のミサイルが「日本の上空」を通過したことが問題であるかのような報道がされていて「もし日本に落ちてきたら」と心配している日本人も多いようですが、ミサイルが飛ぶのは宇宙空間であって「日本の上空」=領空ではありません。
航空機が飛ぶのは高度10キロ程度の「上空」ですが、ミサイル(ロケット)が飛ぶのは高度数百キロ、つまり宇宙空間(高度100キロ以上)です。
速度も航空機が時速数百キロに対して、ミサイルは秒速でキロ単位ですから、オスプレイが落ちるのは当たり前としても、ミサイルが落ちてくる心配は杞憂と言わざるを得ません。
つまり、今回のJアラートは「月が落ちてくるかも知れないと大騒ぎしたのと同じ」というのは極端な比喩かも知れませんし、宇宙空間と言えども、何の通告もなしに兵器を飛ばすことに問題がないわけではありませんが、それにしても「騒ぎすぎ」でした。
もちろん、Jアラートや体制の不備も露呈しましたから、訓練としての意味はあったとは思いますが、今回は訓練ではなく本番で、それを訓練として発した自治体のミスもあったわけです。
いずれにしても、心配すべきは、人類どころか地球上の全生命を破滅させる核兵器や原発が地球上に存在することで、それをなくすために、もっともっと声を上げるべきで、一隻1千億円を超え年間維持費だけでも何十億円もかかるイージス艦をいくら導入しても、何の解決にもならないことを議論すべきだと思います。
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防災の日にミサイルの避難訓練をしていましたね。
体育館に集まり、頭を膝の内側に沈めるような格好です。
とても違和感を感じました。
ミサイルの避難訓練で、ヘルメットを被っている人も、頭の上に防御するものもないのです。
先日は、中国新聞に学校での避難訓練の写真が掲載されていました、子供達は頭の上に防御するもんを載せてましたが、なぜに机の下に潜り込まいのか?地震時の訓練では潜り込んでいたのに。
また、避難所がどこにあるかはわかりませんが、仮に街中にあるのならミサイル攻撃では不適格ですね。人が多い場所を狙うのですから、非難するのなら街から離れた場所や山の中でしょうね。
また、PAC3で防御なんてできないでしょうね。あまりにも射程距離が短すぎますからね。
それに、アメリカ本土に届くミサイルが完成するまで、日本に攻撃する理由はないですね。
とても近い北朝鮮からミサイル攻撃を受けたなら、Jアラートが鳴っ何かとスマホを確認している間に着弾することでしょうね。
日米安保条約があるからといって、アメリカ主導の北朝鮮政策はやめるべきですね。
東アジアの平和には、アメリカは必要はないのです。だって、アメリカは中国やロシアには何もできないのですからね。日本、韓国、中国、ロシアの四カ国協議をすればいいのです。
その四カ国がアメリカには攻撃させないと決めればいいだけのことです。
北朝鮮の核と大陸間弾道ミサイの開発は、アメリカが攻撃すると脅しているのが主因なんですからね。
投稿: やんじ | 2017年9月10日 (日) 10時18分
やんじさん
まさに、日本政府の対応は、B29の空爆に対して、竹槍で対応しようとしているようで滑稽に思えます。
そもそもミサイルが、その圧倒的な速度と空気抵抗の殆どない宇宙空間を飛ぶことから考えれば、その軌道は発射直後に決定され、途中何らかのトラブルで落ちてくる可能性は、遥かに低空を大きな空気抵抗を受けながら遅い速度で飛行する航空機の方が遥かに高いわけで、ミサイルが間違って日本に落ちるという心配は、月が落ちてくると心配することと大差ないように感じましたし、日本を狙って来るということは、やんじさんも書かれている通り今の段階ではありえません。心配なのは、むしろアメリカの先制攻撃でしょう。
それにしても、アメリカに原因があることは確かですが「だから米国に頼らない自主防衛を」という意見が日本でも韓国でも出ているようで、日韓まで自主防衛で核に頼るということのないよう、国民は冷静に考えるべきだと思います。
投稿: 工場長 | 2017年9月11日 (月) 08時06分
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防災の日にミサイルの避難訓練をしていましたね。
体育館に集まり、頭を膝の内側に沈めるような格好です。
とても違和感を感じました。
ミサイルの避難訓練で、ヘルメットを被っている人も、頭の上に防御するものもないのです。
先日は、中国新聞に学校での避難訓練の写真が掲載されていました、子供達は頭の上に防御するもんを載せてましたが、なぜに机の下に潜り込まいのか?地震時の訓練では潜り込んでいたのに。
また、避難所がどこにあるかはわかりませんが、仮に街中にあるのならミサイル攻撃では不適格ですね。人が多い場所を狙うのですから、非難するのなら街から離れた場所や山の中でしょうね。
また、PAC3で防御なんてできないでしょうね。あまりにも射程距離が短すぎますからね。
それに、アメリカ本土に届くミサイルが完成するまで、日本に攻撃する理由はないですね。
とても近い北朝鮮からミサイル攻撃を受けたなら、Jアラートが鳴っ何かとスマホを確認している間に着弾することでしょうね。
日米安保条約があるからといって、アメリカ主導の北朝鮮政策はやめるべきですね。
東アジアの平和には、アメリカは必要はないのです。だって、アメリカは中国やロシアには何もできないのですからね。日本、韓国、中国、ロシアの四カ国協議をすればいいのです。
その四カ国がアメリカには攻撃させないと決めればいいだけのことです。
北朝鮮の核と大陸間弾道ミサイの開発は、アメリカが攻撃すると脅しているのが主因なんですからね。
投稿: やんじ | 2017年9月10日 (日) 10時18分
やんじさん
まさに、日本政府の対応は、B29の空爆に対して、竹槍で対応しようとしているようで滑稽に思えます。
そもそもミサイルが、その圧倒的な速度と空気抵抗の殆どない宇宙空間を飛ぶことから考えれば、その軌道は発射直後に決定され、途中何らかのトラブルで落ちてくる可能性は、遥かに低空を大きな空気抵抗を受けながら遅い速度で飛行する航空機の方が遥かに高いわけで、ミサイルが間違って日本に落ちるという心配は、月が落ちてくると心配することと大差ないように感じましたし、日本を狙って来るということは、やんじさんも書かれている通り今の段階ではありえません。心配なのは、むしろアメリカの先制攻撃でしょう。
それにしても、アメリカに原因があることは確かですが「だから米国に頼らない自主防衛を」という意見が日本でも韓国でも出ているようで、日韓まで自主防衛で核に頼るということのないよう、国民は冷静に考えるべきだと思います。
投稿: 工場長 | 2017年9月11日 (月) 08時06分