何事もなかったかのように、過ぎてゆく。
先日千葉に住む友人達とゴルフをした。
あまりにも暑く、途中でクラクラしてきた。
食欲もなくなったが、無理して詰め込んだ。
午後はスポーツドリンクを度々飲むようにしたら、なんとか無事回れた。
メンバー12人の内4人が短パンでプレイしていたのには驚いた。
暑いから当然といえば当然だが、かっては短パンでプレイする人なんかいなかった。
それだけ、ゴルフ場も服装に厳しく言ってられなくなったということもあるのだろう。
この真名カントリークラブ・ゲイリープレヤーコースはバブルの頃にできたコースで、クラブハウスは石貼りの豪華な建物だが、コースはゲイリープレイヤーが設計したとあって、日本人の設計したコースとはちょっとした違った趣きがある。
無理しないできちんと真ん中を打っていけば、そこそこのスコアがでるが、ちょっと無理したりすると、悲惨なスコアになってしまう。
上手く設計されている。
あのバブルの頃、
外国人にゴルフ場の設計を頼むと約2億円した聞いたことがある。
それも図面はたった1枚で、後は現場合わせ、
アメリカからブルを動かす担当者が来て、直接造っていったという。
それまでの日本ではまず平らにしてから、凸凹をつけ、バンカー等を造っていったのに対し、
アメリカ人の設計は、元々の凸凹おある丘陵をできるだけ残し、それを削ったり、埋めたりしながらコースを作っていったということと、
芝を貼る際、それまで日本では、それまでの経験で芝の種子を選び、圃場で芝を育て、それを30cm角に切ってから、ゴルフ場に持ち込み、貼って、コースを造っていったが、
彼らは消防車のような車に、芝の種子と養分をいれ、ホースで水を撒くように、芝の種子を撒いていったという。
当時の日本のゴルフ場関係者はそんなことで、いい芝ができるわけがないと、冷ややかに見ていたらしいが、
実際はそれで素晴らしいコースができて、驚いたという話を聞いたことがある。
そのコースのある地形、土質、気候に合った種子が残るから、それでいいのだというのが、彼らの説明だったという。
そのころはまた、今から思えば会員権制度という摩訶不思議なシステムで、ゴルフ場はバンバン造られていったが、バブルが弾けると数千万円、数億円という会員権は紙くずと化し、融資した住専、銀行はバタバタ潰れ、消えていった。
ゴルフ場そのものは消えることなく残った。
友人も3つのゴルフ場の会員権を持っていたことで、
数千万円の損をしたと言っていた。
国の借金は1,000兆円を越え、GDPの倍にもなっているという。
銀行にお金を預けてもその費用を取られるというマイナス金利になっている。
気候もおかしいし、
金融制度も何かおかしいが、普段の生活は何事もなかったかのように過ぎていく。
平和でありさえすれば、まっ、いいか。
?
元安川
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