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2017年6月26日 (月)

個人運送業者のネットワーク化!

先日の日経新聞に
「アマゾン 独自の配送網
個人事業者 1万人囲い込み」
との記事が載っていた。


その背景には、
平成27年度の宅配便取扱個数は37億4,493万個にもなり、この10年で倍増したというように宅配便の急激な膨張は凄まじく、運転手の過重労働の問題や人材確保も難しい状況になってきたことで、
ヤマト運輸が「当日配送から撤退する」ことになり、
ネット通販企業としては、その対応を迫られていたということがあったようだ。

私としては、ゴルフバックを担いで行く必要がなくなったとか、友人に荷物が容易に送れるようになったとかで、その便利さに感動していたので、なにも当日配送なんてなくもいいと思っていたが、アマゾンにとっては、他社と差別化するには譲れないサービスだったようだ。

それにしてもアマゾンは軽貨物の個人運送事業者を囲い込み、新たな配送システムを作りだすとは驚いた。
軽貨物の個人運送事業者は全国で15.5万社もあるとは思わなかった。

宿泊施設といえば、ホテル、旅館だと思っていたが、
airbnbのように個人の所有する空き家、空き室を宿泊施設として提供するネットビジネスが生まれたように、
このアマゾンの目指すのは、
運送業にあって、零細な個人事業者をネットで繋げたビジネスモデルだといえるようだ。

運送用に使用する軽貨物自動車は精々500万円/台程度だろうから、
それをアマゾンで購入して、1万社に貸し与えても500億円だから、アマゾンにとってはどうってことのない負担だろう。

アマゾンの年間発送個数は3億個ということだから、宅配便個数の1割にもならない。
宅配便の急激な伸びの殆どはメルカリ、ヤフオクのように、個人が発送者になるというケースによるといわれている。

ヤマト運輸の営業所はいつも混んでいる。
そうした個人の通販システムを利用している人にとって
依頼する場所が、
家のすぐ近くにあるヤマト運輸の営業所は極めて便利な施設だともいえる。

ということでは、
ヤマト運輸の営業所に代わり、個人配送ネットと提携したコンビニで配送の受け付けをし、個人運送業者が配送するということだってあるだろうし、
ネットで受け付けたあとは、個人運送業者がすべて行うというビジネスモデルもありえるように思う。

民泊のairbnbの宅配便版ともいえるビジネスモデルの企業が生まれる可能性もありそうだ。


元安川


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自動車を貸してもらえるからと、借主にとっては決したよい条件ではないでしょうね。
それと個人事業主だから、労働基準法も関係ない。
自動車を貸して契約解除できなくして、ブラック労働を強要し、安く働かす。
どこにも助けを求める事が出来ない。
アマゾンにとっては、いい事尽くめてすね。

投稿: やんじ | 2017年6月26日 (月) 09時59分


やんじ様

インターネット時代の現象は、
フエイクニュースのように、当初予想もしていなかった嘘、ミス、ロス、リスクが生まれえくることですね。
民泊の airbnbも膨大な数のクレームがあるようです。
歩きスマホ、運転しながらスマホも重大な事故を起こしているようですし、
アマゾンにとっても、マイナス面をどうやってカバーしていくのかを深刻に考えておく必要はありますね。

そうでないと、
人の命を救うはずのエアバッグのメーカーのタカタのように、
あっという間に会社が倒産してしまうということになりかねませんからね。
東芝もそうした例の1つでしょうね。

炎上なんてこともありますし・・・


投稿: 元安川 | 2017年6月26日 (月) 10時42分


以前にアメリカの養鶏農家さんが、大企業と契約し、設備の改善は求められ大きな借金をし、簡単に契約解除もできず、借金に追われて儲かりもしないというのを読んだ事があります。
アマゾンと配達で契約すら人は、必ず弁護士を加えないと大変な事になるともしれませんね。
日本の企業との契約とは、全く別物の契約だとしないと。

投稿: やんじ | 2017年6月26日 (月) 10時50分


やんじ様

アメリカは裁判で衰退、破滅するのではないかとすら、思える国です。
それがまたグローバルスタンダードともなっているようです。
大変な時代になりましたね。

投稿: 元安川 | 2017年6月26日 (月) 12時35分


公道を人間が運転できる時代もそう長くはないと思いますが、AIを中心として労働市場が極端に少なくなった時の社会体制がどうなるのか、この点についてはなかなか楽観的になれません。

鉄の鍬の発明により、全員で働く必要がなくなり、支配層や奴隷が出来たと言われますが、これからは数百年単位で起きていた変化が、数年で起きてくるように思います。

投稿: 工場長 | 2017年6月26日 (月) 13時14分


工場長様

先日乗ったタクシーの運転手さんは、
自動運転の技術やネットアプリの進歩で、最初に失業するのは自分達運転手ではないかと心配していました。
未来に対して、楽観的になれないのが現実ですね。

投稿: 元安川 | 2017年6月26日 (月) 14時04分

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コメント

自動車を貸してもらえるからと、借主にとっては決したよい条件ではないでしょうね。
それと個人事業主だから、労働基準法も関係ない。
自動車を貸して契約解除できなくして、ブラック労働を強要し、安く働かす。
どこにも助けを求める事が出来ない。
アマゾンにとっては、いい事尽くめてすね。

やんじ様

インターネット時代の現象は、
フエイクニュースのように、当初予想もしていなかった嘘、ミス、ロス、リスクが生まれえくることですね。
民泊の airbnbも膨大な数のクレームがあるようです。
歩きスマホ、運転しながらスマホも重大な事故を起こしているようですし、
アマゾンにとっても、マイナス面をどうやってカバーしていくのかを深刻に考えておく必要はありますね。

そうでないと、
人の命を救うはずのエアバッグのメーカーのタカタのように、
あっという間に会社が倒産してしまうということになりかねませんからね。
東芝もそうした例の1つでしょうね。

炎上なんてこともありますし・・・

以前にアメリカの養鶏農家さんが、大企業と契約し、設備の改善は求められ大きな借金をし、簡単に契約解除もできず、借金に追われて儲かりもしないというのを読んだ事があります。
アマゾンと配達で契約すら人は、必ず弁護士を加えないと大変な事になるともしれませんね。
日本の企業との契約とは、全く別物の契約だとしないと。

やんじ様

アメリカは裁判で衰退、破滅するのではないかとすら、思える国です。
それがまたグローバルスタンダードともなっているようです。
大変な時代になりましたね。

公道を人間が運転できる時代もそう長くはないと思いますが、AIを中心として労働市場が極端に少なくなった時の社会体制がどうなるのか、この点についてはなかなか楽観的になれません。

鉄の鍬の発明により、全員で働く必要がなくなり、支配層や奴隷が出来たと言われますが、これからは数百年単位で起きていた変化が、数年で起きてくるように思います。

工場長様

先日乗ったタクシーの運転手さんは、
自動運転の技術やネットアプリの進歩で、最初に失業するのは自分達運転手ではないかと心配していました。
未来に対して、楽観的になれないのが現実ですね。

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