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2017年4月 3日 (月)

クレムリンの赤い星をみつめて 谷畑良三

先日、久しぶりに中学の頃の同級生とゴルフをした。

中の1人が毎日新聞の記者をしていたとのことなので、
私が小学生の頃、大変世話になった先生のお兄さんが、毎日新聞のモスクワ特派員をしていたとのことを、いつも自慢気に話していたのをフッと思い出し、聞いてみた。
「直接お会いしたことはないけれども、知ってるよ。
米ソの冷戦時代にモスクワ特派員として、度々1面トップの記事を書かれていたよ。
かなり偉くなったはずだ」
という。
「世の中、狭いなー」と変なところで感心したが、
ネットで検索してみると、
「谷畑良三氏は1926年生まれ。
満州国立大学ハルピン学院在学中に召集され、日本関東軍の降伏通訳にあたった。
帰国してから、東京外語大学ロシア語科を卒業し、毎日新聞に入社し、モスクワ特派員としてソ連の絶頂から崩壊にいたる過程を目の当たりし、取材してきた。」
とのことだ。
ソ連、ロシアに関連して、随分とたくさんの本を書かれている。


今はロシアになっているが、ソ連のことはどうもよくわからないことが多い。
なぜロシアが、プーチン大統領があのような行動をするかについて、谷畑氏の本は大いに参考になりそうだと
谷畑氏の自叙伝ともいえる「クレムリンの赤い星をみつめて」をアマゾンで注文した。
発行は1996年とあるから、もう20年以上も前の本だ。
こんなに古く、特殊な本を、注文して数日で、手にできるというのは、まさにネット時代の有り難さだ。

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スターリンの政敵抹殺作戦と市民生活に紛れ込んだスパイの密告に怯える市民。
数千万人といわれる血の粛清、厳格な報道管制の時代であり、
後を継いだフルシチョフのスターリン批判とおしゃべりだが何もしなかったという市民の評価となり、
ゴルバチョフのベレスロイカはグラースチノスー情報公開と機構改革は物資の急激な不足を招き、ソ連の崩壊とロシアの誕生へと繋がったと指摘する。
谷畑氏は、そんな時代を、モスクワで生活し、新聞、テレビでは報道されなかった出来事を、多様なエピソードで見せてくれる。
こうして改めて振り返ってみると、あの国の人々はいかに逞しく生きてきたかを知ることができるとともに、明らかにイデオロギーの縛りによる恐怖の政治の時代から、より自由な民主的な時代になってきていることも知る。

しかしナポレオンに侵略され、第2次世界大戦では2千万人もの犠牲者を出した記憶があるからだろうか、
強いロシアへの渇望がベースにあって、今のプーチン大統領の政治姿勢になっているようにも感じる。

満州帝国、そしてシベリア抑留を知る谷畑氏の著書は、ロシアの人々の思考の背景を知る貴重な記録となっている。

チャンドラーの小説に出てくるセリフ、
「男は、強くなければ生きていけない。
優しくなければ生きる価値がない」
が思いだされる。
それなら、「女は・・・・・」
なんという?

元安川


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