道の名前 GODZILLA ROAD・この世界の片隅に
私は全ての道に番号だけでなく、名前を付けるべきだと思っているが、
先日洒落た名前の道を見つけた。
靖国通りから歌舞伎町に入る道が
「ゴジラロード・GODZILLA ROAD」に改名された。
以前は「セントラルロード」と言っていたらしいが、
映画「シン・ゴジラ」の開演を記念して、名前を変更したとのことだ。
突き当たりの東宝シネマビルの低層階の屋上から、
バカでかいゴジラが屋上階を突き破って、顔を出し、ゴジラロードを睨んでいる。
命名権でゴジラロードになったのではなく、
地元の商店街が申し入れ、東宝と一緒になって、決めたようだ。
セントラルロードなんてありきたりの名称でなく、
歴史あるゴジラの映画とビルの屋上に置かれた巨大なゴジラをセットにして取り込んで、
道の名称を付けるいうのはなんとも素晴らしい発想だ。
ワンダフルだ。
道の入り口の両脇に立つ表示も
高さ10m、太さ60cm四方くらいの柱が逆L字形に両側に立っているが、
真ん中が開いている。
開いている部分に正面の東宝シネマの上映中の映画の巨大なポスターが見える。
全ての要素が、あたかも建物の建設する前から計画されていたかのように配置されている。
ヒットした「シン・ゴジラ」の公開時には、
「ゴジラロードには、『シン・ゴジラ』に登場するゴジラのサイズと同じ118.5メートルのレッドカーペットが敷かれ、総監督を務めた庵野秀明や、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみら計11名のスタッフ&キャストが集結し、レッドカーペットイベントが行われた」
とのことだ。
斜陽といわれる映画産業も、
こうして「まち」と一体になることに、
新しい可能性を見いだしたようだ。
広島には、
こうの史代さんのアニメ『この世界の片隅に』の舞台となった呉、広島の街がある。
そんな名前の道ができたら、素晴らしい!
元安川
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