若者の思いと夢の街ーJRの高架下
JR中央線東小金井駅に近い高架下に、
ちょっと面白いお店ができたとのことで、見にいった。
倉庫か仮設建築物のような感じだ。
熟練の職人が作ったような完成度はなく、
代わりに学生が作ったかのような荒さと初々しさがある。
工事費もかなり安だろう、
坪あたり数十万円というところだろう。
建物は、白と黒に塗り分けられ、
柱梁は軽量鉄骨が剥き出し、
壁はプラスターボード、
床はコンクリートの洗い出し仕上げだったり、幅10cmくらいの杉板が張られていたりする。
電車の走る高架の軌道とは全く切り離されているせいか、
電車の音や振動は全くない。
当然賃料も安いだろう。
そのせいもあってか、
お店の経営者も若者なのだろう、
かなり実験的なお店が出店している。
食のあたらしい日常料理を提案するという「 ふじわら」
首輪や愛犬用キャリーバッグなどのオリジナルアイテムのほか、
犬や猫と豊かに暮らすための商品をご提案するという「dogdeco HOME」
手作り感のある革製品の工房「safuji」、
夫婦でつくっているというが、不思議な形をした革靴やシャツを売っている「coupé」
様々の思いの込められた全国各地のフリーペーパーが展示され、テイクフリというコーナー。
広島ではみたことがない英語版の案内書 HIROSHIMAもある。
コロンビア、東テイモールのオーガニック等書かれたコーヒー豆が、四角い木箱に入って並えられている「珈琲や」
その場で焙煎してくれる。
価格も200g 1100円程度からとかなり安い。
イベントスペースだという広場を挟んだ向こうにはローソンがある。
ローソンも「マチの健康ステーション」として地域の健康一番店を目指しているというが、地元産の野菜販売に力を入れているようだ。
「珈琲や」でランチを食べながら外を見ていて、
?
「建物から離れて作られている四角い形の白い鉄骨はドアの枠であり、
大きな白い塀と見えたのはその枠の中のドアが開いた状態だ」
と気がついた。
その白い鉄骨と板が、道路とこのお店ゾーンを区分する象徴となっていたのだ。
しゃれている。
ここは、
最近流行りの街歩き番組で見るような人の歴史、歴史のある街ではなく、
若者の思いと夢だけでお店、街が創られている。
こんな街が広島駅周辺の高架下にできたら、面白い。
期待したい。
元安川
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