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2017年1月16日 (月)

海水で走る自動車

航続距離600km、最高時速380km/h、そして、0-100km/hは日産GT-Rも抜いてランボルギーニ ウラカン並みの2.8秒、このスーパーカーの動力はモーター、そして燃料は海水(塩水)です。

QUANT e-Sportlimousine with nanoFLOWCELL® drive
https://www.youtube.com/watch?v=RqLpqR0SPnQ

このスーパーEVが欧州の公道を走り始めてから、既に3年近く経ちます。

そして、こちらも同じ塩水で走るEVで、性能は最高時速200km/h、0-100km/hは4秒台と上記の車種よりは控え目ですが、それでも日本で走るにはオーバースペックです。

Quantino Endurance Test Drive
https://www.youtube.com/watch?v=t5Ic8XI3GlM

そういえば、日本でも水で走るクルマがありました。

JAPANESE WATER POWERED CAR!!
https://www.youtube.com/watch?v=CrxfMz2eDME

さらに商用車では世界第5位のTata Motirsは空気で走る自動車を製品化しています。
一円で1キロ走り、車両価格は1万ドル、航続距離は200キロです。
製造か開始されたのは既に7年前です。
https://www.youtube.com/watch?v=0RBl1LFUQ4c

実は、日本でもすぐに私でも買える「塩水で走る自動車」を売っています。
https://www.youtube.com/watch?v=9jgr18ikk_c

ただ、一つ注意なのは、こうした記事を見ると、夢のフリーエネルギーのような印象を持つ方と、エネルギーの基本原理から考えてあり得ない、と考える方がいますが、現実的には、そんな単純な話にはなりません。

例えば、以前も日記で評価した日産のe-Powerも、原理的に考えると、エンジンで直接駆動した方が効率的で、エンジンがあるのに、それは発電しかしなくて、その電気でモーターを回すのは無駄に思えますが、科学的な原理が、そのまま工学的な現実には直結しない、ということでもあります。

まさに、原発のように、現状の技術では、人類にとって致命的なリスクを持つ「夢」だったということもあるわけです。

とは言え、夢がなくては技術革新はなく、理想や理念がなければ、よりよい現実にはならないものだとも思います。安易に近道を求めてはいけないように思います。

nano_Flowcell
http://www.nanoflowcell.com
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かなり昔ですが、ドクター中松が、水で走る車の事を語ってました。
その時には、石油メジャーとの戦いなんてこともあったような。とても曖昧な記憶ですが。

投稿: やんじ | 2017年1月16日 (月) 17時07分


やんじさん

水で走るクルマは既にオモチャで売られているくらいですから、原理的には珍しくありません。
さらに、空気で走る自動車などは19世紀からあるほどです。
あるいは、電気自動車も、ガソリンで走る自動車より以前からありました。

これは他のことでもそうですが、夢のような科学技術は沢山あり、その試作品までできるているものも少なくありません。
例えば、コンピュータでも、1台だけ世界一のものを作ることは、それほど難しくありません。
ただ、それだけでは「夢」でしかなく、如何に安全に安く人々が使えるようになるかが問題で、それを可能にするのが技術だと思います。

科学が夢をみせ、技術が社会を変えるものですが、どちらもなければ革新はありません。
どちらも必要ですが、それぞれの役割を理解し混同しないことも重要だと思います。

投稿: 工場長 | 2017年1月16日 (月) 17時39分


水で走れるならふ、
何億もかけて、水素ステーションを作る必要はありませんね。

投稿: 宇品灯台 | 2017年1月19日 (木) 05時43分


宇品灯台さん

数千万円でできるガソリンスタンドですら、潰れる一方ですし、LPガスステーションも同じです。
一方、電気の充電設備は数万円から数十万円でできます。
考えるまでもない差ですね。

投稿: 工場長 | 2017年1月19日 (木) 08時18分

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自動車」カテゴリの記事

コメント

かなり昔ですが、ドクター中松が、水で走る車の事を語ってました。
その時には、石油メジャーとの戦いなんてこともあったような。とても曖昧な記憶ですが。

やんじさん

水で走るクルマは既にオモチャで売られているくらいですから、原理的には珍しくありません。
さらに、空気で走る自動車などは19世紀からあるほどです。
あるいは、電気自動車も、ガソリンで走る自動車より以前からありました。

これは他のことでもそうですが、夢のような科学技術は沢山あり、その試作品までできるているものも少なくありません。
例えば、コンピュータでも、1台だけ世界一のものを作ることは、それほど難しくありません。
ただ、それだけでは「夢」でしかなく、如何に安全に安く人々が使えるようになるかが問題で、それを可能にするのが技術だと思います。

科学が夢をみせ、技術が社会を変えるものですが、どちらもなければ革新はありません。
どちらも必要ですが、それぞれの役割を理解し混同しないことも重要だと思います。

水で走れるならふ、
何億もかけて、水素ステーションを作る必要はありませんね。

宇品灯台さん

数千万円でできるガソリンスタンドですら、潰れる一方ですし、LPガスステーションも同じです。
一方、電気の充電設備は数万円から数十万円でできます。
考えるまでもない差ですね。

この技術で発電所作って電車走らせると低コストで物凄い大量輸送できそうですね
原油事故で原油混じりの海水だと効率アップする…んなわけないか、燃やすのと違うし

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