白杖と黄杖の誤解
白い杖は視覚障害者が公道を歩く時に持つことを義務付けられており、その杖を持つ人が横断する時には「その場所に居合わせた者」は安全を確保するように務めなければならないことも法律で義務付けられています。
ただ、視覚障害者は全盲だけではなく弱視の人もいますし、道路交通法では、視覚障害以外の障害を持つ人も白杖を携行することが認められています。
ところが、白杖=全盲と間違えて認識している人もいて、白杖を持つ人達が、そういう無知な人達から、筋違いの批難を受けることが増えているようです。
増えている原因はスマホです。
アップル社の製品は、以前から、特別な機器やソフトを追加することなく、障害者にも使えるように作ってあり、それはパソコン(Mac)もスマホ(iPhone)も例外ではありません。
特にスマホは、パソコンに比べるとどこでも使えるということから、全盲の人の目になり、全盲でも一人旅が出来るほどになっていることは以前も紹介しましたが、弱視の人にも欠かせない道具となっています。
ですから全盲であってもスマホを使うケースは珍しくありませんし、弱視の人もスマホを見て使っています。
ところが、白杖を持っていると、周囲から「見えてるんじゃない?」「うそつきやん」と批難されることがあるというのです。
白杖は全盲でなくても、弱視、そして肢体不自由で、聴覚、平衡機能の障害者も白杖を持っていることがあります。
法律で保護されるように白杖があり、せっかく便利な機器があるのに、無知な人に批難されるとは本当に残念なことです。
ちなみに、10月15日は、国際的に「白い杖の日」で白杖(white cane)は万国共通ですが、日本では黄杖も白杖と同じ扱いとなっています。
これも知らない人が多いようです。
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以前、工場長さんの記事を視覚障碍者の友に紹介しました。
その友も今はスマホを使っています。楽しんでいます。有難うございます。
障がいは外からはなかなか理解できません。心ない言葉も多いです。杖を持っていたらすべて障がい者です。
どうぞ暖かい目で見てください。
投稿: ときどき | 2016年12月17日 (土) 07時43分
ときどきさん
いつもコメントありがとうございます。
昨日(2016年12月17日)は「全盲で一人旅」で紹介した高松豊さんの講演があり、その様子は
「ヒロシマの心を世界に」の今日の記事「DVD『風よ吹け!未来はここに!!』上映会・講演会報告」に書かれています。是非、そちらもご覧ください。
http://kokoro2016.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/dvd-2c99.html
投稿: 工場長 | 2016年12月18日 (日) 11時32分
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以前、工場長さんの記事を視覚障碍者の友に紹介しました。
その友も今はスマホを使っています。楽しんでいます。有難うございます。
障がいは外からはなかなか理解できません。心ない言葉も多いです。杖を持っていたらすべて障がい者です。
どうぞ暖かい目で見てください。
投稿: ときどき | 2016年12月17日 (土) 07時43分
ときどきさん
いつもコメントありがとうございます。
昨日(2016年12月17日)は「全盲で一人旅」で紹介した高松豊さんの講演があり、その様子は
「ヒロシマの心を世界に」の今日の記事「DVD『風よ吹け!未来はここに!!』上映会・講演会報告」に書かれています。是非、そちらもご覧ください。
http://kokoro2016.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/dvd-2c99.html
投稿: 工場長 | 2016年12月18日 (日) 11時32分